神戸大学

国際協力研究科がフランスとアメリカで海外実習を行いました

2010年03月09日

大学院国際協力研究科では毎年、開発途上国や先進国において海外実習を活発に実施しており、海外実習を完了した学生に対して修了取得単位としての認定を行っています。今回ご紹介するのは、2月末から3月初めにかけてフランスとアメリカ合衆国で実施された海外実習「人的資源開発に関する最先端の研究と実践の調査」(担当: 小川啓一教授) に関するものです。

パリでは、ユネスコ本部とユネスコ国際教育計画研究所(IIEP)を訪問し、人的資源開発の専門家へのインタビュー調査を実施、またIIEPセミナーにも参加し、国際機関が実施している人的資源開発政策の現状を深く学びました。また、シカゴでは、北米を中心とする比較国際教育学会の国際大会に参加し、比較教育学や国際教育開発論に関する最新の研究についての知識を深めました。本学会では、本研究科の大学院生が11名研究成果を発表し、世界的に著名な研究者や実務者からコメントや質問をいただくことができ、今後の研究の糧とすることができました。

国際協力研究科がフランスとアメリカで海外実習を行いました

シカゴでの学会参加中に、世界銀行本部 (ワシントンDC) やユネスコ統計局 (カナダ・モントリオール)、ウガンダ教育スポーツ省で活躍している本研究科の修了生・博士課程後期の大学院生をはじめ、本研究科に客員教授・非常勤講師としてお越しいただいた国内外の先生方とも再会し、同窓会を開くこともできました。

学会参加後、ワシントンDCも訪問し、本研究科と学術協定を結ぶ教育開発アカデミー (AED) や世界銀行本部にて、本訪問のために用意してくださったセミナーに参加しました。また、ジョージワシントン大学では、今回で3回目になる教育系大学院の教員・大学院生と共同ワークショップを行いました。

(大学院国際協力研究科)