神戸大学

純米大吟醸酒「神戸の香」の生酒を発売します

2010年03月15日

純米大吟醸酒「神戸の香」の生酒を発売します

「神戸大学ブランド」の一つである純米大吟醸酒「神戸の香」の生酒が、今年も販売されます。

「神戸の香」は酒米「杜氏の夢」を原料として、農学研究科附属食資源教育研究センター地元の酒蔵「富久錦株式会社」が醸造・販売するお酒で、販売開始から5年目となります。

「杜氏の夢」は、農学研究科が兵庫県農林水産技術総合センターと共同研究の成果として育種した酒造専用品種で、兵庫県加西市の食資源教育研究センターで厳しい品質管理のもと栽培しています。同センターでは、昨年秋に「杜氏の夢」1,410キログラムを収穫し、作柄はかなり良好でした。

富久錦は天保10年 (1839年) 創業の老舗の酒蔵で、地元産の米と水のみを原料としており、また、洗米はすべて手作業で行うなど、昔ながらの技で酒造りを行っています。仕込み作業が行われた1月29日に伊藤食資源教育研究センター長 (写真右端)、山崎助教、橋爪作物系技術主任が富久錦を訪れ、作業の様子を見学し、今後の米作りに生かすため富久錦の稲岡社長 (写真左から2人目) と作柄等について意見交換を行いました。

純米大吟醸酒「神戸の香」の生酒を発売します

今回は720ml約2,000本の予定で醸造しましたが、このうち搾りたての生酒として720ml詰め500本を1本3,000円 (税込、送料別) で、3月18日から大丸神戸店、そごう神戸店など兵庫県内の百貨店、酒販店で販売いたします。また、神戸大学支援合同会社のホームページからも購入できます。「神戸の香」の販売店など、詳しくは富久錦 (電話0790-48-2111) にお問い合わせください。

今年の「神戸の香」も発酵が順調に進み、華やかな香りと味が調和した見事なお酒に仕上がりました。富久錦の熟練した蔵人の技と心が融合した純米大吟醸酒の最高峰「神戸の香」を是非ご賞味ください。

(農学研究科附属食資源教育研究センター)