神戸大学

大阪、京都、神戸の3大学が連携シンポジウムを開催しました

2011年01月24日

大阪、京都、神戸の3大学が連携シンポジウムを開催しました

神戸大学は大阪大学、京都大学と共催で1月21日、3大学連携シンポジウムを大阪市北区の大阪大学中之島センターで開きました。4回目にあたる今回は「21世紀を“みず”と暮らす」がテーマで、3大学関係者や市民ら約190人が参加しました。

シンポジウムは大阪大の鷲田清一総長、京都大の松本紘総長、神戸大の福田秀樹学長の挨拶 (写真上) で始まりました。福田学長は水不足を解消する手段として、人工の膜で浄水する技術を紹介。学内に2007年に開設した先端膜工学センターに触れながら「地震などの災害時は、膜技術により応急給水拠点を確保できる」「安全な都市づくりを目指し、本学は様々な技術の研究・開発に取り組んでいる」などと話しました。

大阪、京都、神戸の3大学が連携シンポジウムを開催しました

基調講演の後、神戸大学大学院農学研究科の田中丸治哉教授ら7人が討論。田中丸教授は冒頭の「話題提供」(写真下) で、地球上の水循環や水資源利用について説明したうえ、持続可能な灌漑農業の重要性を強調しました。

3大学連携シンポジウムは、科学技術や芸術文化をめぐる講演や討論で人材育成に貢献し、関西活性化に役立てようと、2007年度に始まりました。3大学が輪番で幹事を務めて毎年開いており、来年度は京都大学の幹事で実施することが決まっています。

(広報室)