神戸大学

新入生キャリアガイダンスを開催しました

2011年04月05日

キャリアセンターは、4月2日、新入生とそのご家族を対象に、平成23年度新入生キャリアガイダンス「大学の歩き方~出会いと成長」を、出光佐三記念六甲台講堂で開催しました。当日は晴天に恵まれ、暖かい日差しにつつまれるなか、381名の新入生と保護者の参加があり、熱心に講演を聴く様子がうかがえました。

第一部は、東日本大震災の犠牲者を悼む黙祷で始まりました。内田正博キャリアセンター長が、16年前、阪神淡路大震災で亡くなった加藤貴光君(当時法学部2年生)の残した手紙や加藤君のお母さんの談話を紹介し、国際平和への貢献という夢と目標を持って入学し、志なかばで亡くなった加藤君の思いに触れ、「皆さんもただ受動的に大学生活を送るのではなく、目標をみつけ、それに向けて努力してほしい」と新入生に語りかけました。

また、加速するグローバル化時代のなか、社会で求められる力は、大学受験に求められた筆記試験の力だけではなく、「コミュニケーション能力」や「行動力」といった更にプラスαの力であり、「神戸大学に入っただけで満足せず、大学時代に様々な価値観に出会って視野を広げ、大いに学んで成長してほしい」「大学時代には、良い友人をつくり刺激しあうことや、本・新聞を読んで教養を深め社会的関心を高めること、社会で活躍する人の考えに触れることが大切だ」と新入生へメッセージを送りました。

第二部は、現在企業で活躍するOB4名によるパネルディスカッションが行われました。「社会人として求められる力とは?」「大学で学んだ体験が今どういう形で活かされているか」といった問いかけに対して、社会人の先輩たちは現在の仕事の話や、大学時代に頑張った体験について話されました。また会場の新入生からも「今の仕事のやりがいは?」「就職活動を通して、なぜその会社・仕事を選んだのか?」といった質問が出て、先輩たちはそれぞれにご自身の仕事や会社への熱い思いを語ってくださいました。

最後に、先輩から新入生に「大学時代は短い。一日一日を無駄にせず過ごしてほしい」「大学時代には、自分の好きなことを突き抜けるまでやってほしい」「大学時代は自分の目標を見つける時間。いろんな人に会ったり、いろんな文化に触れることが大切」「勉強・部活・アルバイト何でもいいから、本気で取り組めるものを探してほしい」など、温かい励ましのメッセージが送られ、盛況のうちにガイダンスを終えました。

(キャリアセンター)