神戸大学

神戸大学附属図書館壁画「青春」の修復作業が完了しました

2011年05月11日

壁画修復風景

神戸大学附属図書館の象徴である本館大壁画「青春」の修復作業が完成し、瑞々しい姿を利用者に披露しています。

壁画「青春」は、1935 (昭和10) 年神戸大学の前身・旧制神戸高等商業学校の卒業生である中山正實画伯 (1898~1979) によって描かれ、1973 (昭和48) 年、画伯自身の手により1回目の修復作業が行われました。それから38年が経過し、壁画表面の汚損、絵の具の剥離・剥落が進行し、神戸大学が誇る文化遺産を将来に継承するため、今年1月から2回目の全面修復及び保存処理作業を実施していました。

壁画修復作業完了

国登録有形文化財である社会科学系図書館の書庫入口に描かれている本壁画は、「東京大学安田講堂の小杉放菴の壁画」、「九州大学工学部の青山熊治の壁画」と並び、大学の三大壁画と高く評価されており、これからも永く後輩たちを見守っていくことでしょう。