神戸大学

脇田晴子先生を囲む会を開催しました

2011年05月17日

脇田晴子先生

神戸大学文学部では、5月11日に神戸大学の卒業生で初めての文化勲章受章者 (2010年秋) である脇田晴子先生 (現石川県立歴史博物館館長) をお迎えし、学生との交流会、同窓会との交流会を持ちました。

第一部「学生との交流会」は文学部主催で、瀧川記念学術交流会館2階に学生・教員・同窓会の方々が多数集まりました。学部長による脇田先生のご経歴の紹介の後、脇田先生には学生との対談形式で、大学入学から現在までの道のりを自由に語っていただきました。学生からの質問も活発に出ましたが、何よりも脇田先生が大変にお話好きな方で、日本中世史を勉強することになった経緯や、女子学生が少ない時代にあっても性差を感じず自由に学問ができた様子、オックスフォード大学滞在の経緯やそこでのご経験、子育てとの両立などユーモアを交えて楽しく語っていただき、1時間半があっという間に過ぎました。世代は離れているものの、脇田先生のご努力・前向きな姿勢と明るさ・物事を一貫してやり抜く意志の強さに学生も大きな感銘を受けたことと思います。

脇田晴子先生を囲む会

第2部は同窓会主催で、同会館1階に場所を移し立食形式のパーティーが行われました。日本史の卒業生を中心に同窓生が集まり、それに学生・教員が加わり和やかな雰囲気のもとに会が進みました。最後に同窓会から脇田先生に記念の品が贈られ、参加者で記念撮影を行いました。当日は激しい雨であったにもかかわらず、多くの方にご参加いただき、また天候の悪さも全く忘れてしまうような有意義で楽しい会でした。

(文学部)