神戸大学

若手教員の長期海外派遣成果報告会を開催しました

2011年06月22日

6月20日、瀧川記念学術交流会館大会議室にて「神戸大学若手教員長期海外派遣制度」に係る派遣成果報告会を開催しました。

若手教員の長期海外派遣成果報告会

本制度は、福田秀樹学長主導のもと、次世代の教育研究を担う人材の育成に資することを目的に、平成21年9月より実施しています。

福田秀樹学長は開会の挨拶で、海外滞在中にノーベル賞受賞者が実際に使用した実験器具を間近で見た際に感激した自分自身の経験に触れ、若手研究者が海外へ赴き「本物」を身近に感じることは、今後の研究活動に多大な影響を与えると強調しました。さらに、人的ネットワーク形成の観点からも、若手研究者を長期間海外へ派遣することに意義があることについて述べました。

若手教員の長期海外派遣成果報告会

開会の挨拶に引き続き、7名の若手教員が、派遣期間中に行った研究内容・成果を中心に、現地の研究者との交流、及び派遣先機関の様子等について、様々な資料を交えながら報告を行いました。各報告者の研究分野はそれぞれ異なるものの、新たな環境の下、新たな研究者と関わり合いながら日々研究に取り組むことにより、自身の研究をより高いレベルへと導くことができたこと、新たな角度から考察することができたこと、さらに、派遣期間中に構築した人的ネットワークは、今後、研究活動を行っていく上で貴重な財産になるとの共通認識で一致していました。

本報告会には約80名の教職員や学生が参加し、福田学長、武田廣副学長・研究担当理事をはじめ、参加者から各報告者に対し多数の質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。

中村千春副学長・国際交流担当理事による閉会の挨拶では、新たな人的ネットワークを構築するためには積極的に海外へ赴き様々な人と交流することが大切であり、そのことは、個々の研究者にとって大きな糧になるだけではなく、本学の国際交流を推進する上においても非常に重要な意味を持つことが指摘されました。

(国際企画課)