神戸大学

ハンス・ディートマール・シュヴァイスグート駐日EU大使が神戸大学を訪問しました

2011年07月11日

ハンス・ディートマール・シュヴァイスグート駐日EU大使が神戸大学を訪問しました

6月30日、シュヴァイスグート大使が神戸大学を表敬訪問されました。福田秀樹学長、中村千春副学長・国際交流担当理事、久保広正学長補佐、吉井昌彦EUインスティテュート関西代表との会談では、大使の出身地であるオーストリア・チロル地方の美しい風景から、経済学研究科が密接な関係を有しているウイーン比較経済研究所など、様々な話題について話がはずみました。また、第一次大戦後、兵庫県の青野ヶ原に設けられた捕虜収容所にオーストリア・ハンガリー人が収容されていたが、神戸大学を中心にこの収容所の記録が発掘されたことについても、中村副学長から紹介がありました。会談は和やかなうちに終了し、学長からは「再度、神戸大学を訪問願いたい」との言葉がありました。

ハンス・ディートマール・シュヴァイスグート駐日EU大使が神戸大学を訪問しました

ハンス・ディートマール・シュヴァイスグート駐日EU大使が神戸大学を訪問しましたその後、大使は兵庫EU協会主催・EUインスティテュート関西後援の講演会において、「日・EU関係の近況」について講演をされました。このなかで大使は、日・EU関係の歴史を回顧された後、日・EUは市場経済・民主主義・人権尊重・法の支配といった多くの点で共通の価値観を有していること、少子高齢化・気候変動など共に多くの課題に直面していること、さらには国際テロへの対処など、グローバル社会が抱える問題に共に寄与しうる立場にあることなどを訴えられました。最後に、多数の神戸大生も参加した懇親会にも出席され、多くの人と交流をされました。

(学長補佐 久保広正)