神戸大学

「ひらめき☆ときめきサイエンス~くだものの品種改良を体感しよう~」を開催しました

2011年08月18日

ひらめき☆ときめきサイエンス~くだものの品種改良を体感しよう~

未来を担う子ども達に大学の最先端の研究成果を広く伝え、科学がもつ意味を理解してもらうことを目的とした日本学術振興会の委託事業「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」(研究成果の社会還元・普及事業) の採択を受けたプログラム「ひらめき☆ときめきサイエンス~くだものの品種改良を体感しよう~」が8月4日~5日の1泊2日の日程で農学研究科附属食資源教育研究センターにて行われ、中学生4名・高校生12名が参加しました。

1日目は、農学研究科玄関前に集合の後、農学研究科附属食資源教育研究センターまで借り上げバスで移動しました。学生宿泊施設に入り受付の後、本プログラムの代表者である農学研究科附属食資源教育研究センターの片山寛則講師が「くだものの品種改良を体感しよう」と題して科学研究費補助金と本プログラムについての説明の後、牛舎、水稲、野菜畑、果樹園、戦争遺跡等のセンターの施設を見学しました。果樹園では野性なしのもぎとり試食を体験しました。夕食は参加者全員が作業を分担し、当センターの畑で収穫されたジャガイモやタマネギを使ってカレーを作りました。自分たちで作ったカレーを食しながらの交流会は、たいへん盛り上りました。

ひらめき☆ときめきサイエンス~くだものの品種改良を体感しよう~

2日目は、なしの香気再構成、調香の実験を行った後、くだものの品種改良の講義、農場所属の大学院生たちによる研究紹介を参加者たちは興味深く聞いていました。

当初、戸惑を隠せなかった参加者もしだいに慣れ、楽しそうに実習したり、熱心に質問したりしていました。

最後に、片山講師から優秀な成績を収めた参加者2名に香りマイスターの称号が授与され、参加者全員に「未来博士号」が授与されました。

参加した中高生からは「品種改良は本当に大変なんだと実感しました。」「夏休みのいい思い出となりました。」等の感想が聞かれました。

(農学研究科附属食資源教育研究センター)