神戸大学

参議院国際・地球環境・食糧問題に関する調査会と神戸大学先端膜工学センターとの意見交換が行われました

2011年10月07日

参議院国際・地球環境・食糧問題に関する調査会と神戸大学先端膜工学センターとの意見交換

水問題への取組に関する実情調査のため、参議院国際・地球環境・食糧問題に関する調査会の委員13名が、平成23年10月5日 (水) に本学先端膜工学センターに来られました。当日は、同調査会藤原正司会長、本学福田秀樹学長の挨拶の後、松山秀人先端膜工学センター長による水環境における問題、膜を用いた水処理技術及び同センターの活動内容等の説明が行われ、続いて水問題の解決をめぐる水処理技術の研究の現状などについて活発な意見交換が行われました。

参議院国際・地球環境・食糧問題に関する調査会と神戸大学先端膜工学センターとの意見交換

本学先端膜工学センターは、日本初の膜工学センターとして本学が膜工学分野で世界的に先導的な役割を果たすために、平成19年4月1日に大学院工学研究科に設立されました。機能性膜技術は、水資源確保、大気環境保全や水素エネルギー有効利用といった環境・エネルギー分野において、非常に重要な要素技術の一つであり、これら機能性膜の微細構造制御や膜機能・性能のさらなる向上を図ることにより、今後益々多くの産業分野での利用が期待されています。本学では、同センターを拠点として国内初の膜工学における教育・研究ネットワーク形成を目指しています。

参議院国際・地球環境・食糧問題に関する調査会と神戸大学先端膜工学センターとの意見交換

なお、調査会委員13名の方々には、センターにおいて、共焦点蛍光顕微鏡を用いた膜表面の微生物観察、MBR (膜分離活性汚泥法:Membrane Bioreactor) における膜の耐ファウリング性評価実験、相分離法による中空糸多孔膜の作製実験、限外ろ過膜 (UF膜) を用いたフミン酸溶液のろ過実験及びナノろ過膜 (NF膜) を用いた染色液のろ過実験を視察していただきました。

(総務課)