神戸大学

第6回ホームカミングデイを開催しました

2011年11月02日

記念式典
記念式典

神戸大学の第6回ホームカミングデイが、秋晴れの10月29日、神戸市内の全キャンパスで催されました。六甲台キャンパスの記念式典を幕開けに、各学部が趣向を凝らした催しに卒業生が集い、旧交を温め合うとともに、迎えた在学生や教職員と世代を超えて交流しました。構内は大震災被災地支援の東北物産展など模擬店が並び、在学生の音楽演奏会もあって、夕方までさざめきに包まれました。

記念式典はNHKアナウンサー住田功一さん (経営学部卒) が司会し、午前10時半から、登録有形文化財の出光佐三記念六甲台講堂で開かれました。福田秀樹学長は冒頭の挨拶で、東日本大震災の被災者にお見舞いの言葉を述べるとともに、被災地への支援や復興を願う提言・シンポジウム開催などを紹介。提言について「オール神戸大学の底力を実感した」と話しました。また、同窓会代表の高﨑正弘・学友会会長が挨拶し、母校とのつながりの大切さを強調しました。

野村ホールディングス執行役財務統括責任者の中川順子さん
野村ホールディングス
執行役財務統括責任者の中川順子さん

続いて、野村ホールディングス執行役財務統括責任者の中川順子さん (文学部卒) が「私の原点、神戸」と題して講演。最後に神戸大学クラシックギター部が4曲を演奏して、式典を締めくくりました。

正午過ぎからはアカデミア館の食堂でティー・パーティー=写真下=が開かれ、応援団総部の応援エールなどに大きな拍手がわきました。卒業生は閉会後、巡回バスなどに分乗して出身学部を訪問。学生寮の改修を記念して開催中の特別展「学生寮の青春譜―神戸大学史にみる寮文化」も、にぎわいました。

ティーパーティーの様子

今年も留学生ホームカミングデイと合同開催になり、午後から百年記念館で開かれた催しには、多数の卒業留学生が参加しました。在学留学生による和太鼓パフォーマンスの後、中国の検索サイト「百度 (Baidu)」の駐日首席代表・陳海騰さん (経済学研究科修了) が記念講演。また、本学と沢の鶴株式会社の共同研究の成果である日本酒「茜彩 (あかねいろ)」の開発に貢献し、同社の協力でベトナムから母校を再訪した元留学生のハウ (Vu Thi Bich Hau) さんが紹介され、温かい拍手を浴びました。

(広報室)

写真集