神戸大学

医学研究科の清野進教授が紫綬褒章を受章しました

2011年11月04日

医学研究科糖尿病・代謝学/細胞分子医学分野の清野進教授が、糖尿病・代謝学分野で、分子レベルでのインスリン分泌機構の解明や、新たなインスリン分泌増強メカニズムの発見など優れた業績を挙げたとして、紫綬褒章を受章しました。

清野教授は長年にわたって一貫して糖尿病の研究に携わり、特に、膵β細胞におけるインスリン分泌研究の分野では、血糖 (グルコース) 濃度の変化によってインスリンを分泌するために不可欠なATP感受性カリウムチャネルの解明や、cAMPによるインスリン分泌増強メカニズムの解明、糖尿病治療薬の新たな標的分子の発見など、糖尿病の病態解明や治療法の開発に結び付く数々の業績を挙げました。

紫綬褒章は学術芸術上の発明改良創作に関して事績の著しい者に対し授与されます。

(医学研究科)