神戸大学

第8回留学生ホームカミングデイを開催しました

2011年11月09日

「人・知・還流」を理念に2002年に始まった「留学生ホームカミングデイ」、その第8回目が2011年10月29日に百年記念館において開かれました。六甲ホールで行われた第1部のオープニングは、本学留学生7名と留学生センター非常勤講師・藤田公さんによる和太鼓演奏でした。心身ともに力みなぎるパフォーマンスに一気に会場が盛り上がったところで、西尾留学生センター長から歓迎の挨拶が述べられました。

今回のメインテーマである「ようこそ先輩!神戸大学へ」のセッションは、本学卒業の先輩と現役留学生の絆を深め、留学生活の意義を考えることを目的としました。今回はビジネスの最前線で活躍される陳海騰さん (97年経済学研究科修了・バイドゥ株式会社取締役副社長/駐日首席代表) を迎え、記念講演をしていただきました。学生時代から現在に至る苦労話から日中の文化の違い、世界の経済状況の展望など多彩な内容の講演はもちろんのこと、現役留学生であるブライアン・ウィリアムズさん (人文学研究科M2)、李瑞雪さん (国際文化学研究科M2) によるインタビューコーナーでも、陳さんの信念と情熱あふれるメッセージが会場に伝わり、留学生は大いに刺激を受けることができました。

第8回留学生ホームカミングデイを開催しました

「海外ネットワーク紹介」では、まず、留学生センターの河合教授から、海外ネットワーク全体について、これまでの構築の歩みと現在の状況が紹介されました。続いて、欧州同窓会について、朴教授からの紹介の後、同窓会会長・小池勇さん (工学部卒・カネカファーマヨーロッパN.V.社長) からのビデオレターが披露されました。さらに、今年9月に発足したばかりのミャンマー同窓会について、会長のティン・エイ・エイコさん (03年文化学研究科修了・ティンミャンマー日本語学校長) から、発足までの歩みと発足式の様子が報告されました。その後、福田学長からティン会長に同窓会旗が贈呈され、会場は晴れやかな雰囲気に包まれました。第1部の最後には学長からの挨拶があり、来場者との記念撮影を行いました。

第8回留学生ホームカミングデイを開催しました

第2部は「KUワールドフェスタ」と題して行われました。百年記念館のプラットホームから留学生センターロビーに至るスペースには、中国、韓国、台湾、インドネシア、タイ、トルコ、パラグアイ、ベトナム、ミャンマーの留学生たち、さらに本学公認サークルTrussによるブースが設けられ、文化紹介や自国の飲み物・食べ物の提供が行われました。プラットホームのステージでは、中国川劇"変瞼"、ミャンマー民族舞踊、中国民族舞踊、沖縄伝統舞踊エイサ-に和太鼓と、次々に見事なパフォーマンスが披露され、会場を埋めた観客からは大きな歓声が上がっていました。その後、留学生センターのロビーに場所を移してパーティが行われました。乾杯の際には、沢の鶴株式会社と本学が共同開発した日本酒「茜彩」がふるまわれました。開発に関わったヴ・ティ・ビ・ハウさん (06年自然科学研究科修了) から喜びと感謝のことばが述べられ、参加者は大きな拍手を送るとともに、香り豊かな「茜彩」を味わいました。

今回は天候にも恵まれ、第1部、第2部を通して約290名の参加者がありました。美しい秋晴れの下、多くの人が集い、再会し、楽しく過ごすことで、先輩と後輩、恩師と学生、同国人同士、地域と大学、そして、卒業生と母校という様々な絆を確認し、さらに強める素晴らしい一日となりました。

第8回留学生ホームカミングデイを開催しました

(留学生センター)