神戸大学

関西3大学学長シンポジウムが開催されました

2011年11月09日

関西にある3つの国立総合大学の学長による「関西3大学学長シンポジウム」 (日本経済新聞社主催) が11月9日、大阪市内のホテルで開かれました。神戸大学から福田秀樹学長が参加し、京都大学の松本紘総長、大阪大学の平野俊夫総長と、「日本復興へ、関西の知の役割」をテーマに話し合いました。

シンポジウムでは、まず関西経済連合会の森詳介会長が基調講演。続いて3学長が登壇し、東日本大震災からの復興に向け、大学や企業の果たすべき役割について議論しました。

福田学長は冒頭発言で、各界の支援のおかげで神戸大学が阪神・淡路大震災から立ち直れたと、改めて感謝しました。また、東日本大震災では学内に「復興支援プロジェクト」を立ち上げ、物資やボランティアの支援だけでなく、全学術系列をあげて復興提言をまとめ、復興構想会議議長に提出したことなどを説明しました。

議論の中で福田学長は、東北大学と災害科学分野で連携協力協定を結んだことを紹介。さらに、関西と東北の大学がそれぞれ連合体を作り、産業界も加わって、連合体同士の連携で被災地支援を進めることを提案しました。また、神戸大学のブリュッセル・オフィス開設に触れ、関西の大学連携は国際展開にも有効で、それぞれが持つ海外ネットワークを利用し合うことで新しい取り組みが期待できる、と述べました。

シンポジウムには、大学や企業関係者ら約560人が詰めかけ、会場が満員になる盛況でした。

(広報室)