神戸大学

阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼しました

2012年01月17日

6434人が亡くなった阪神・淡路大震災から17年。神戸大学でも1月17日、学内2カ所の慰霊碑前で、犠牲者を追悼する催しが開かれました。

神戸市灘区六甲台町の六甲台キャンパスでは午後零時半、本館前庭の慰霊碑前に、約20人のご遺族と、福田秀樹学長ら約120人の教職員・学生らが参列しました。1分間黙祷した後、一人ずつキクの花をささげ、手を合わせました (写真上)。この日は寒波がわずかにやわらいで、時おりさす薄日のなか、献花の列が長く続きました。

東灘区深江南町の海事科学部 (旧神戸商船大学) キャンパスでは午後零時半、 練習船「深江丸」の汽笛が鳴るなか、事務棟北側の慰霊碑に約60人が黙祷 (写真下)。 続いて、制服姿の学生自治会代表らが、次々と献花しました。

この日は大学主催の催しのほか、学生たちがそれぞれの思いを込めた活動をしました。大震災をきっかけに結成された学生震災救援隊は、当時仮設住宅が建ち並んでいた灘区の高羽公園に集まり、地震が起きた午前5時46分に黙とうしました。昨年の東日本大震災で、神戸大学ボランティアバスで被災地に駆けつけた学生たちは、兵庫県などが中央区で開いた集いに参加し、現地での支援活動などを紹介しました。

1995年1月17日早朝に起きた大震災では、神戸大学生39人 (うち留学生7人)、 職員2人の計41人が亡くなりました。神戸商船大学では、学生5人 (うち留学生1人)、 研究員1人の計6人が犠牲になっています。

(広報室)