神戸大学

若手教員の長期海外派遣成果報告会を開催しました

2012年02月08日

12月3日、理学研究科Z棟201号室にて「神戸大学若手教員長期海外派遣制度」に係る派遣成果報告会 (第2回) を開催しました。

本制度は、福田秀樹学長主導のもと、次世代の教育研究を担う人材の育成に資することを目的に、平成21年9月より実施しています。平成23年度末までの採択者数は、延べ45名にのぼります。本報告会は、帰国した若手教員が派遣先で得た貴重な研究の成果や体験談などを広く発表し、今後の教育研究の更なる深化を図る機会とするため開催されました。

福田学長は開会の挨拶で、英国留学中にノーベル賞受賞者が実際に使用した実験器具を見たご自身の経験を例に挙げ、本物を知ることが本物の研究につながるとの観点から、若手研究者を長期間海外へ派遣することに意義があると述べられました。

開会の挨拶に引き続き、帰国した12名の若手教員が、派遣期間中に行った研究内容・成果を中心に、現地の研究者との交流及び派遣先機関の様子等について、様々な資料を交えながら報告を行いました。

本報告会には約60名の教職員や学生が参加し、各研究者の報告に熱心に耳を傾け、福田学長、武田廣副学長・研究担当理事をはじめとする参加者から各報告者に対し質疑応答による活発な意見交換が行われました。

中村千春副学長・国際交流担当理事による閉会の挨拶では、積極的に海外へ赴き、競争社会の中で生き残る力を身に付けることは個々の研究者にとって大きな糧になるだけではなく、本学の国際交流を推進する上においても非常に重要な意味を持つことが指摘されました。

(国際企画課)