神戸大学

京都・神戸・大阪の国立3大学連携シンポジウムが開かれました

2012年02月24日

関西の国立総合大学である京都大学、神戸大学、大阪大学の3大学連携シンポジウムが2月22日、京大百周年時計台記念館の百周年記念ホールで開かれました。東日本大震災や福島原発事故を受け、「生活を変えるエネルギーマネジメント―スマートグリッドからスマートコミュニティへ」がテーマに据えられ、市民や企業関係者、大学関係者ら約370人が聞き入りました。

シンポジウムの冒頭、京都大の松本紘総長、神戸大の福田秀樹学長 (写真左)、大阪大の平野俊夫総長が、順に挨拶に立ちました。福田学長は、テーマに沿った研究を本学でも展開していることを紹介したうえで、「省エネルギーに関わる効率的で最適化されたマネジメントがあってこそ、持続可能な社会が実現できる」と述べました。

基調講演の後、神戸大学大学院工学研究科の塚本昌彦教授ら5人が討論しました。塚本教授は最初の「話題提供」で、頭にウェアラブルコンピュータを装着して登場 (写真右)。 生活者側からの電力エネルギーマネジメントの大切さを指摘し、家電や室内に埋め込んだ超小型コンピュータがエネルギー情報を処理するユビキタスコンピューティングの有効性を強調しました。

3大学連携シンポジウムは、科学技術や芸術文化をめぐる講演や討論で人材育成に貢献し関西活性化に役立てようと、2007年度から毎年開いており、今回で5回目になります。3大学が輪番で幹事を務めており、来年度は本学の幹事で実施することが決まっています。

(広報室)