神戸大学

第2回 欧州神戸大学同窓会inブリュッセルが開催されました

2012年03月13日

昨年3月に発足した「欧州同窓会」を基点に欧州域内に新たなネットワークを拡大・強化させることを目的に、3月4日に神戸大学ブリュッセルオフィスで「欧州神戸大学同窓会」が開催されました。

第1部の「記念講演会」では、国際文化学研究科の岩本和子教授が「日欧交流の現状と展望―ベルギー多文化共生を考える―」をメインテーマに氏の留学体験、研究をベースにベルギーの特異性について興味深い講演会が行われました。続いての「ラウンドテーブル」では、欧州で活躍する卒業生 (日本人・元留学生) をはじめ、ベルギー、ドイツ、フランスの協定大学に交換学生として留学中の学生たちも参加してフレッシュな視点を交えての活発な意見交換が行われ、留学生センターの河合成雄教授がコーディネーター役を務めました。

第2部の「懇親会」では、欧州同窓会の会長、小池勇氏 (工学部卒) が多文化を意識して英語で開会の挨拶を述べ、「茜彩」(神戸大学が沢の鶴株式会社と共同開発した日本酒) で乾杯をしました。世代、専門、国籍を超えてKU Alumni-netでつながる歓談が続き、会半ばには、留学生センター朴鍾祐教授が「海外同窓会ネットワーク」について理念と全体像を説明。会の最後には、恒例の「学歌」を斉唱し全員の心が一つになると、海外でもFACE to FACEで集まることの意義と参加者の一人ひとりがネットワークを構成する重要なメンバーであることが強く感じられました。瀬口郁子名誉教授による閉会の辞では、欧州各地からこの日、この時、この場所で旧交を温めるために集った各地からの同窓生に感謝の言葉があり、また再会を約束しました。

欧州同窓会開催と前後して、3月2日はロンドンで、5日はパリでそれぞれ同窓生の会合をもちましたが、いずれも盛会で今後の支部発足のための大きな一歩となりました。また、今後も引き続き、「学友会」をはじめ、各部局等関係組織とも連携協力して海外同窓会のネットワークが縦横にますます発展し、充実したものになるよう願っています。

(留学生センター)