神戸大学

国際文化学研究科がベルギーの大学と協定を締結しました

2012年04月13日

国際文化学研究科は、ベルギーのルーヴァン・カトリック大学 (Katholieke Universiteit Leuven、以下KU Leuven) 人文学研究科とダブルディグリー・プログラムの協定を締結しました。

ダブルディグリー・プログラムは、本研究科に在学中の大学院生がKU Leuven人文学研究科に最低1年間留学し、所定の単位を修得して修士論文を提出することによって、最短2年間で修士 (学術) の学位を、またKU Leuven人文学研究科からは人文学修士 (Master of Arts) の学位を取得できるプログラムです。中国の浙江大学人文学院に続いて2つめです。

それぞれの研究科で取得した単位の一部は互換され、カリキュラムも連携しています。さらに授業料等についても、本研究科の学生は神戸大学に支払うだけで、KU Leuvenでは免除されます。

KU Leuvenは1425年に設立された、ベルギーで最も伝統のある最大規模の総合大学です。現在、EU本部の所在地として先導的な役割を果たし、学術的・国際的な研究教育を行っています。学術交流も盛んで、外国大学との協定も数多く結んでいます。人文学研究科・学部 (Faculty of Arts) で高水準の日本学科を有しているほか、EU研究、文化研究においても、オランダ語だけでなく英語で授業を多く提供し、ヨーロッパをはじめ世界各地から優秀な学生を集めています。

神戸大学ブリュッセルオフィスでは、本研究科主催のシンポジウムやワークショップを行っています。ルーヴァンはブリュッセルから列車で20分と近く、教員や大学院生が発表者や運営のお手伝いとして、毎回参加しています。

本研究科はこのプログラムを通じて、国際的に高度な教育水準を達成させると同時に、KU Leuvenとのいっそうの学術交流の推進、実質化を目指しています。

(国際文化学研究科)