神戸大学

東北大学主催震災復興フォーラムに参加しました

2012年05月01日

東北大学主催震災復興フォーラム

3月11日、震災復興フォーラム「Spirit of Tohoku University 2011.3.11 - Reunion and Incubation of the Global Research Network - (災害科学の国際研究協力共同宣言フォーラム)」が仙台で開催され、本学から武田廣副学長、正司健一副学長、田中泰雄都市安全研究センター長が出席しました。このフォーラムは、東北大学が行う東日本大震災関連シンポジウム「東北大学・東日本大震災メモリアルデイ―鎮魂と新たな決意の日―」の第一部として行われたもので、国内外の大学・研究機関が、英知を結集して災害科学研究に取り組み、被災地の復興・再生に貢献するとともに、災害対策・危機対応策を刷新して新たな広域災害への備えを先導するための研究を推進し、災害科学関係の研究協力を発展させる目的で開催されたものです。

当日は、海外からカリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA) を含む7ヶ国9大学・研究機関と、国内からは本学と東北大学を含む国内7大学からの参加がありました。

フォーラムでは、武田副学長が本学を代表して、阪神・淡路大震災に見舞われた折り、東北、関東を含む多くの方々に、温かい大きなご支援をいただいたことへの感謝と、この経験を生かし、東北大学と相互に連携を図ると共に、地方自治体や産業界と協力しながら、東日本大震災に見舞われた被災者の救済と被災地の復興に取り組んで行くとのスピーチを行いました。

午後は、第二部「東北大学による東日本大震災1年後報告会―国際減災研究協力の体制構築に向けて―」が行われ、本学名誉教授で政府の復興推進委員会委員長を務められている五百旗頭真防衛大学校長による「東日本大震災からの復興と教訓の発信~我が国・世界の減災に向けて~」基調講演が行われました。

神戸大学では、国立大学法人東北大学との災害科学分野における連携協定に関する協定書に基づき、災害科学分野における学術研究、人材養成及び社会貢献を推進することを目的として、2012年1月24日に「震災復興支援・災害科学研究推進室」が設置されました。

今後、東北大学を始めとする各教育機関及び自治体との連携を深めることにより、大学における教育・研究活動の向上を図り、地域社会の振興と災害科学関係の研究協力の発展に取り組んでいきたいと考えています。

※記事本文の職名は2012年3月11日現在

(震災復興支援・災害科学研究推進室)