神戸大学

留学生のための「グローバルキャリアセミナー2012」を開催しました

2012年05月30日

留学生就職支援の一環として「留学生のためのグローバルキャリアセミナー2012」(留学生センター主催) が5月23日 (水)、神戸大学百年記念館 (神大会館) で開催されました。6回目を迎えた本セミナーには、本学キャリアセンター、六甲台就職情報センター、神戸大学工学振興会の協力を得て、留学生を中心に180名ほどの参加がありました。今年は参加企業が増え32社と、これまでで最大の規模となりました。

企業の他に、留学生の就職支援を行っている兵庫労働局、神戸市産業振興局、大学コンソーシアムひょうご神戸など3団体の機関も参加し、多角的に就職活動をサポートする形で行われました。

参加した学生からは「1日で多くの会社の説明を聞けるいい機会であった」「2014年就職のために早めに準備を始めるきっかけとなった」「人事担当者と直接話しができてよかった」など就職に対する積極的な姿勢を伺うことができました。一方、参加企業からは「学生たちが積極的で、優秀な学生が多いと感じた」「国籍が多様でバランスが良い」など、概ね本学留学生に対する肯定的な意見と同時に、「開催時期はもっと早い方がいい」「もっと多くの留学生に参加してもらいたい、とくに理系の学生の参加があればいい」という要望もありました。

昨今卒業後に日本での就職を希望する学生の増加は著しいですが、その背景としては「日本のビジネスと技術をもっと学びたい」「日本で学んだことをもっと活かしてさらにキャリアアップしたい」という多くの留学生らの考え方が、今回とったアンケートからみられました。このような留学生に対する就職支援は、年々その重要度が高まる中、日本人学生の就職支援と同レベルで考える必要があります。本学の留学生就職支援に関しては、大学のキャリアセンター、神戸大学東京オフィスとも連携を深めつつ、さらにきめ細かい支援策を講じていきたいと考えています。

本セミナーに先立ち開催された5月9日 (水) の事前研修会では、(株) マイナビによる日本での就職活動の進め方についての講演、企業の人事担当者による講義、元留学生の就職活動の体験談、さらにはエントリーシートの書き方、面接の受け方や模擬面接など、実践的な内容を通して日本での就職活動に対する理解を深めました。

本学のグローバルキャリアセミナーは企業と留学生の双方のニーズを結びつける貴重な場であり、双方にとって有効な機会になるように一層改善を図り、本学卒業生を世界に通用するグローバルな人材として輩出できるよう、出口の視点からも留学生教育をより充実させていきたいと思います。

参加企業

(株)デンロコーポレーション、日本発条(株)、(株)神戸ポートピアホテル、住友電気工業(株)、(株)クボタ、(株)アルペン、(株)MORESCO、三菱マテリアル(株)、BASFジャパン(株)、(株)ノエビア、(株)岡村製作所、出光興産(株)、日東電工(株)、明治安田生命保険相互会社、住友林業(株)、丸紅(株)、双日(株)、鈴与(株)、(株)東芝、シスメックス(株)、(株)大林組、トヨタ紡織(株)、三菱重工業(株)、富士通テン(株)、東京エレクトロン(株)、グローリー(株)、JFEスティール(株)、花王(株)、(株)セシール、京セラ(株)、ART(株)、(株)日立インスファーマ【以上32社 (順不同)】

(留学生センター)