神戸大学

JICA研修員が中村副学長を表敬訪問しました

2012年06月13日

6月8日、神戸大学農学研究科で実施中の独立行政法人国際協力機構 (JICA) 集団研修平成24年度「植物保護のための総合防除」コースの研修員が、中村千春国際交流担当理事・副学長を表敬訪問しました。

現在、地球規模の気候変動に伴い、農業を主要産業とする途上国では病害虫被害をいかに予防し、持続可能な農業を実現するかが重要な課題となっています。平成5年から15年以上継続して実施している本研修プログラムでは、日本における総合防除の取組みを学び、各国の気候条件や経済・社会システムに適した防除システムを計画・実践できる人材の育成を目指しています。本年度は、アルゼンチン、フィジー、ミャンマー、スーダンの4カ国から6名の専門家や研究員が参加しています。

懇談では、中村副学長から研修員へ歓迎の言葉が述べられた後、各研修員から母国での職業、研究内容、専門分野等についての自己紹介が行われました。続いて、中村副学長が神戸大学農学研究科でのJICA集団研修の受け入れの歴史、神戸大学及び農学研究科の概要について説明しました。また、懇談に同席した竹田真木生農学研究科教授からは、過去に本研修プログラムに参加した学生がプログラム修了後再び日本に来日し、神戸大学で研究を継続した例を紹介しました。

研修員は約3ヶ月間本学で講義を受け、実習を行う予定です。本研修プログラムを通して多くのことを学び、研修員達が母国で大いに活躍することが期待されます。

(国際部国際企画課)