神戸大学

医学研究科と東芝メディカルシステムズ(株)が共同研究を締結し、先端生体医用画像研究センター設立記念式典を開催しました

2012年07月13日

平成24年度から28年度にわたり、医学研究科内科系講座放射線医学分野と東芝メディカルシステムズ株式会社は、「3次元動態画像を利用した代謝・機能画像診断法の開発と新たな画像バイオマーカーの探索」を目的とした共同型協力研究を締結しました。

本共同研究においては平成16年度から20年度にかけて行われた第1期共同型協力研究である「CT肺癌検診用三次元コンピュータ支援診断システムの開発」と平成21年度から23年度までの第2期共同型協力研究である「3次元動態画像を利用した画像診断法、及び代謝・機能評価法の開発」の継続発展に加えて、新たに3テスラMRIによる代謝・機能診断法の開発と臨床応用及びオーダーメイド医療あるいは定量的な治療効果判定などに応用可能な画像バイオマーカーの探索などを目的にしています。

また、この共同研究の締結に併せて、4月1日付で本学大学院医学研究科に先端生体医用画像研究センター (特命教授1、特命准教授1、特命講師1) を設立いたしました。

共同研究締結及び部門設立記念式典は7月9日、神戸市内のホテルで催され、 福田秀樹学長による式辞、東芝メディカルシステムズ (株) の綱川 智代表取締役社長による来賓挨拶に引き続き、根木医学研究科長による挨拶、放射線医学分野の杉村和朗教授による共同研究及び先端生体医用画像研究センター設立の経緯説明がなされました。さらに当該部門の大野良治特命教授による共同研究及び当該部門の活動計画の説明後、福田学長より綱川社長に対する感謝状と記念品の贈呈が行われました。

併せて開催された記念講演会においては京都大学大学院医学研究科放射線医学講座 富樫かおり教授をお招きし、「先端研究開発と産学連携 ―京都大学における経験―」と題した講演が行われました。

(医学部)