7月12日、ロトフィ・アブデラヒム・ベニエレス アルジェリア運輸省海運港湾部長一行が神戸大学を訪問し、福田秀樹学長を表敬訪問しました。ベニエレス海運港湾部長は、国際協力機構 (JICA) の「ODA技術協力プロジェクト」の一環である「JICAアルジェリア国高等海運学校大学院教育・研究能力強化プロジェクト」に関連して来日しました。本プロジェクトは、2012年2月より3年間の予定で神戸大学大学院海事科学研究科の全面的な支援の下実施されています。

懇談には、モハメッド・ハディディ アルジェリア国高等海運学校学長、アブデラマネ・ボウダ アルジェリア国高等海運学校教員、ジャメル・デラジャ アルジェリア国高等海運学校教員、佐々木十一郎JICA関西所長、藤本文也JICA関西業務二課プログラムコーディネーター、森永ふみ子JICA関西登録研修管理員、中村千春国際交流担当理事・副学長、古莊雅生海事科学研究科教授、劉秋生海事科学研究科教授、大前正也海事科学研究科客員教授が同席しました。

懇談では、福田学長から歓迎の言葉とともに、神戸大学ではこれまでも35年以上に渡って農学や教育行財政等の分野でJICA研修員を受け入れていることが紹介され、これを受けて、ベニエレス運輸省海運港湾部長より今回のプロジェクトへの協力について感謝の意が示されました。また、本研修のプロジェクトリーダーである大前客員教授からプロジェクトの概要について説明があり、続いてボウダ教員及びデラジャ教員より研修の感想が報告されました。

なお、本プロジェクトを通じて、アルジェリアにおける海事研究及び同国高等教育機関のさらなる発展を目指すこと、そのために本学が継続的に協力していくことが確認され、和やかな雰囲気のうちに懇談は終了しました。