神戸大学

第3回 神戸大学グローバルリンク・フォーラムを開催しました

2012年09月13日

開会式で挨拶をする福田学長

神戸大学は、9月9日に中国神戸大学同窓会との連携により、第3回神戸大学グローバルリンク・フォーラムin北京 ―グローバル人材の育成と輩出―を中国・北京にて開催しました。

日中国交正常化40周年にあたる記念すべき年に開催された本フォーラムは、「2012日中国民交流友好年」の事業として認定され、また在中国日本国大使館、日本学術振興会北京研究連絡センターから支援をいただき、実現にいたりました。本学の同窓生を中心におよそ60名の参加がありました。

開会式で挨拶をする
山田在中国日本国大使館公使

フォーラムのオープニングは、福田秀樹学長の挨拶に始まり、山田重夫在中国日本国大使館公使、本学の同窓生である徐一平北京日本学研究センター長から祝辞をいただきました。

特別講演では、佐々木 衞 独立行政法人日本学術振興会 (JSPS) 北京研究連絡センター長の司会進行により、神戸大学長、関西の企業代表者、中国の企業代表者がそれぞれの立場から現状と課題を報告しました。まず、福田学長からは、国際性と統合性をその特色とする本学の教育と研究、そしてグローバル人材を育成するための神戸大学の戦略について具体的な紹介がありました。山川 薫 関西経済連合会常務理事は、現代社会における日中協力の必要性とアジアに足をつけた人材の育成の重要性を強調されました。徐 俊傑 北京移動納維取締役副会長 (1991年神戸大学大学院工学研究科博士課程後期課程修了) は、日中両国の大学に学んだことによる人生への影響を起業、そのビジネスの管理において説明されました。また、韓 晏元 天達律師事務所パートナー弁護士・中国政法大学特任教授 (2004年神戸大学大学院法学研究科博士課程修了) からは、日中法制度からみたビジネスの秘訣について、具体的な事例を基に解説がありました。

続いて、神戸大学が挑むアジア共通課題として、竹田 真木生 農学研究科教授から、温暖化や化学物質による環境の変化・汚染が、害虫の分布や生態系に与える影響について説明がありました。高橋 亘 経済経営研究所教授による講演では、日中間の金融協力について、これまで培われた信頼関係に基づいて進められるべきことが述べられました。

閉会の辞では、中村 千春 国際交流担当理事・副学長から9月6日に中国・蘇州で開催された神戸大学・京都大学・大阪大学によるシンポジウム、9月7日に中国・上海で行われた同窓会の報告がありました。

フォーラムに続いて、同窓会ネットワーキングが実施され、中国各支部から集った同窓生が旧交を温めるとともに、次回の神戸大学グローバルリンク・フォーラムがベトナムにて開催されることが発表されました。

集合写真

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(国際部国際企画課国際学術交流グループ)