神戸大学

法学研究科の模擬法廷棟「ラ・クール」が竣工

2012年10月04日


神戸大学法学研究科の模擬法廷棟「ラ・クール」が完成、10月2日、竣工披露式が行われました。

「ラ・クール」は鉄骨平屋建て253平方メートル。今年5月から第2学舎北側の庭に建設していました。現地にはクスノキやイチョウの大木があり、建物を逆L型にすることでクスノキの伐採を回避、イチョウは掘り起こして別の場所に移植しました。

完成した建物はファサードにガラスを用い、法廷部分の東側はすべてガラス張り。法廷の天井4カ所にカメラがつり下げられ、裁判官席、原告席、被告席や傍聴席の液晶ディスプレイに、「裁判」の模様や「証拠品」が映し出されるようにAV機器も充実しています。

約100人が参加した竣工披露式典で福田秀樹学長は「神戸大学は司法試験の合格率が全国5位というすばらしい成績を上げています。この模擬法廷を活用して今後も健闘頂きたい」と祝辞。窪田充見法学研究科長は「全国的に見てもここまで開かれた模擬法廷はありません。法科大学院の授業の他、学生の討論会、一般向けの公開セミナーなどにフルに活用していきます」と話しました。

法学研究科は11月3日 (土) 午後、公開模擬法廷を開催する計画で、詳細が決まり次第、当ホームページに掲載します。

模擬法廷棟「ラ・クール」竣工披露式

(広報室)