神戸大学

ラオス教育省と高等教育強化プロジェクトに係る協定を締結

2012年10月11日

中村千春国際交流担当理事・副学長、
ポンペット・ブパ高等教育局長

神戸大学とラオス人民民主共和国教育省とは、「ラオス高等教育強化プロジェクト (SHEP)」によるラオス国立3大学 (ラオス国立大学、スバヌボーン大学、チャンブサック大学) からの留学生受入に関する教育交流協定を締結しました。9月24日にラオス教育省にて行われた調印式には、本学から中村千春国際交流担当理事・副学長、ラオス教育省からポンペット・ブパ高等教育局長が出席し、福田秀樹学長が署名した協定書にブパ局長が署名しました。調印式には、本学から小川啓一国際協力研究科教授、三橋紫国際交流推進本部副本部長、ラオス教育省からナイジェル・ビラニーSHEPチームリーダーが同席しました。

今回の協定締結により、神戸大学では、教育省高等教育局からの推薦を受けたSHEPによる留学生 (国立大学教員等) を正規課程生として大学院研究科に受け入れ、ラオスの将来を担う人材育成を通じて、同国の高等教育の充実化をより強力に支援していくこととなりました。

調印式に続き、セーンデゥアン・ラチャンターブン教育副大臣との間で懇談が行われました。中村理事は、1996年に初めて留学生を受け入れて以来、本学を卒業した同国留学生は66名を数えること等、本学とラオスとの長年にわたる交流実績を紹介しました。9月23日に発足会が執り行われた「神戸大学ラオス同窓会」の活動も話題となりました。副大臣からは謝意が述べられるとともに、今後のさらなる連携強化に向けて大きな期待が寄せられました。SHEPをはじめとする連携活動のさらなる発展に向け、双方が協力を約し、懇談は和やかな雰囲気のうちに終了しました。

(左から) 小川啓一国際協力研究科教授、
パンパキット・オンパンダラ ラオス国立大学講師、三橋紫国際交流推進本部副本部長、
中村理事・副学長、セーンデゥアン・ラチャンターブン教育副大臣、
ブパ局長、ナイジェル・ビラニー SHEPチームリーダー

(国際交流推進本部)