神戸大学

第7回ホームカミングデイが開催されました

2012年10月27日

神戸大学の第7回ホームカミングデイが10月27日、神戸大学の全キャンパスで催されました。今年は神戸大学の創立110周年。登録有形文化財の本館修理が終わった六甲台キャンパスや各学部には例年以上の卒業生が詰めかけました。幕開けの記念式典や東日本大震災被災地支援の東北物産展、特別展「神戸大学110年の歩み」など工夫を凝らした催しに、夕闇迫るころまで人波が続きました。

記念式典は毎日放送アナウンサー、斎藤裕美さん (海事科学部卒) が司会して午前10時半から出光佐三記念六甲台講堂で開かれました。冒頭の挨拶で福田秀樹学長は、今年度のノーベル生理学・医学賞が本学卒業生の山中伸弥京都大学教授に決まったことに触れ「山中教授に続いて本学から第二、第三のノーベル賞受賞者が出ることを祈っているし、その環境作りに力を尽くしたい」と力強く語りかけ、大きな拍手がわきました。

続いて同窓会を代表して神戸大学学友会会長の高﨑正弘さんが「今こそ神戸大学へのバックアップが大事」と強調されました。

神戸大学同窓会のネットワーク構築事業にご尽力された卒業留学生2名の代理の方に学長特別表彰として「神戸大学功績賞」が授与されました。

韓国出身の南相水 (ナム・サンス) さんは経営学研究科で経営学を学んだあと南栄ビビアン株式会社の名誉会長を務めるなど韓国産業界の重鎮となり、海外初の本学同窓会となる韓国神戸大学総同門会を創設、発展させるとともに2011年にソウルで開いた神戸大学グローバルリンク・フォーラムの成功に尽力されました。

タイ出身のプラパン・ヘータクンさんは戦後最初の留学生として経営学部に学びタイヤクルトの会長などを務める傍ら「タイ神戸大学同窓会」の創設に尽力され、2010年にバンコクで開いた神戸大学グローバルリンク・フォーラムの成功にも貢献されました。

この後、川崎重工業取締役会長の大橋忠晴さん (工学部卒) が「神戸と私」と題して講演。カントリー音楽のブルーグラスサークルが3曲演奏して式典を締めくくりました。

正午過ぎからはアカデミア館1階でティーパーティ。応援団総部による元気なアトラクションで盛り上がりました。アカデミア館2階や講堂前では東北物産展。今年は「岩手県セット」(前沢牛カレーなど6点)、「宮城県セット」(牛タンカレーなど6点)、「福島県セット」(会津地鶏カレーなど6点) の各県の名産セットや「3県食べ比べセット」が人気を集めました。

今年も留学生ホームカミングデイとの合同開催。今回は「長年支えてくださった方々への感謝」がメーンテーマ。午後1時半から百年記念館六甲ホールで開かれた式典では、学生寮や住居の提供、奨学金支給等により長年留学生の教育ならびに研究支援に貢献されている木下記念事業団と神戸国際協力交流センターの2団体に感謝状を贈りました。

(広報室)