2011年経済経営研究所が創刊しました英文査読付雑誌The Japanese Accounting Review (TJAR) の編集委員会が主催するThe 3rd International Conference of THE JAPANESE ACCOUNTING REVIEW in Kyotoが、11月9日 (金) に開催されました。
第3回目の開催となる本カンファレンスは、京都大学と同志社大学との共催のもと、同志社大学寒梅館にて行いました。アジア・オセアニア地域を中心に世界中から多数の報告の応募があり、当日はその中から厳選された研究の報告がなされました。
当研究所の山地秀俊TJAR編集委員長、共催校を代表して同志社大学の瀧田輝己氏の挨拶を皮切りに、最初のセッションでは、Jeffrey NG氏 (Singapore Management University) とCameron TRUONG (Monash University) の研究報告があり、参加者と活発な議論が展開されました。その後、2つのセッションが同時並行で行われ、それぞれ3研究の報告が行われました。最終セッションでは、学術誌Accounting, Economics and Law: A Conviviumの編集委員長であるYuri BIONDI氏 (Centre National de la Recherche Scientifique) による講演があり、その後、現在の会計研究の礎を築かれたPhilip BROWN氏 (University of New South Wales) からIFRS導入に関する講演が行われ、幕を閉じました。当日は、日本、オーストラリア、フランス、イタリア、インドネシア、香港、台湾などの様々な国や地域から50名以上の研究者に参加いただき、盛況のうちに終了しました。
なお、The Japanese Accounting Review編集委員会では、次年度以降も国際カンファレンスを毎年企画し、参加者の研究発展に資する場を提供していく所存です。興味のある方は、是非ご参加いただきますようお願いいたします。