11月15日、マレーシア工科大学のMuhammad Arshad Javed生物科学・生物工学部上級講師及び学生16名が神戸大学を訪れ、中村千春国際交流担当理事・副学長を表敬訪問しました。懇談には、西尾茂留学生センター長、齋藤美穂留学生センター准教授、三橋紫国際交流推進本部副本部長が同席しました。
マレーシア工科大学は1904年創設の科学技術系の学校を基礎とする国立大学です。現在は、市民工学や電気工学の工学系学部に加え、教育学部や経営・人材資源学部など計13学部から形成されており、約24,000名の学生が学んでいます。今回、一行は、学生に海外の高度技術や教育制度について学ぶ機会を与えることを目的とする同大学のグローバル・アウトリーチプログラム (GOP) の一環として本学を訪れました。
懇談では、歓迎の言葉に続き、中村副学長から神戸大学の歴史と国際交流の概要、自然災害に対する研究と支援の現状について説明がありました。その後、西尾留学生センター長から留学生センターについての説明が行われ、日本語コースや留学生のサポート体制などが紹介されました。懇談の最後には、神戸大学農学研究科の卒業生であるJaved講師より、神戸大学で学んだ思い出と今回の訪問受入に対する感謝の意が伝えられました。
現在マレーシア工科大学では5名の神戸大学卒業生が教員として活躍しています。今回の訪問を通して、両大学の交流が今後促進されることが期待されます。