神戸大学

神戸医療機器イノベーションセンター内覧会・開設式

2012年12月05日

神戸大学は、神戸医療機器開発センター (MEDDEC、神戸市中央区港島南町7-1-16) 内に、神戸医療機器イノベーションセンターを開設し、11月30日に内覧会・開設式を行いました。内視鏡治療、内視鏡手術、ロボット手術の実技トレーニングプログラムを構築する中で、新たな医療技術などのニーズを探り、医療機器開発に結びつけることを狙いとしています。

イノベーションセンターはMEDDEC2階210号室 (80.5平方メートル) に開設。手術支援ロボット (ダヴィンチ) 1台、消化器内視鏡システム2台、超音波内視鏡下穿刺吸引システム2台を設置し、神戸大学医学研究科消化器内科学分野のスタッフ6人が常駐。医療機器開発のために、内視鏡治療、内視鏡手術、ロボット手術の技術などについて、医療技術者、産業界技術者に対する実技トレーニングプログラムを構築、また大学が持つ機器の共用化をはかり、新たな医療技術と医療機器のニーズを探ります。この事業は平成29年3月までの予定で、予算は2億7千万円。文部科学省が実施している「地域イノベーション戦略支援プログラム」の補助を受けています。

神戸医療機器イノベーションセンターの報道・関係者向けの内覧会は30日午後開催。ダヴィンチの座席に座って三次元画像を見ながらロボットアームを動かすデモンストレーションが行われ、報道陣からしきりに質問が飛んでいました。

午後4時半からは神戸ポートピアホテルで開設式が行われ、中村千春神戸大学理事・副学長の開会の辞の後、浅沼一成・厚生労働省医療機器審査管理室長、中村三郎・神戸市副市長、田中紘一・神戸国際医療交流財団理事長が祝辞。イノベーションセンター長の東健・神戸大学医学研究科消化器内科学分野教授がセンターの概要を説明するとともに、「神戸発のイノベーション創出に貢献できることを願っている」と医療機器開発への意気込みを語りました。

関連リンク

(広報室)