神戸大学

大阪府の3市2町教育委員会と教員養成の連携協定に調印

2012年12月21日

神戸大学と大阪府豊能地区の3市2町教育委員会 (豊中市、池田市、箕面市、豊能町、能勢町) は18日、「教員養成のための連携協力に関する協定書」に調印しました。公立小・中学校の教職員人事権が今年4月、大阪府から3市2町に委譲されて以降、大阪府以外の大学との連携協定は初めてです。

連携協力の内容は、豊能地区が実施する教職員の採用選考に関する情報提供や周知を行うとともに教職員の相互派遣、教職員を目指す学生に教育現場での体験を提供するなどとなっています。

18日は午後1時半から神戸市灘区六甲台町の神戸大学本部6階会議室で協定書調印式が行われ、福田秀樹神戸大学長、田中康秀理事・副学長、正司健一理事・副学長、朴木佳緒留人間発達環境学研究科長と村田陽・池田市教育委員会教育長、森田雅彦・箕面市教育委員会教育長ら3市2町教育委員会の代表者が連携協力の協定書に調印しました。

調印式で福田学長は神戸大学の人材育成方針を述べた後で「この協定が将来を担う新たな人材育成の第一歩になることを願っています」と話し、村田池田市教育長は「豊能地区では神戸大学の卒業生63人が活躍しており、今回の協定をとても心強く思っています。」と述べました。

また、協定書調印式終了後に開催された懇談会では、豊能地区における小中一貫教育に関する取組や幼小接続の重要性について活発な意見交換が行われました。

(学務部教育推進課)