神戸大学

海事科学研究科: 津波に備えて避難体験

2013年01月07日

海事科学研究科では、海事科学部学生自治会、白鴎寮自治会の学生が中心となって、神戸商船大学時代から毎年伝統となっている耐寒行事 (六甲登山) を、平成24年12月14日に開催しました。

参考資料:
指定収容避難所までの避難経路
(PDF形式)

今回は、内閣府が平成24年8月29日に南海トラフの巨大地震による津波高・浸水域等及び被害想定について公表したことに伴い、深江キャンパスの正門をスタートしてから津波発生時の指定収容避難所までの経過時間を計ってもらい、教職員や学生に避難経路や避難所周辺の環境を知ってもらえるよう、体験してもらいました。(以下の [1]~[5] を参照)

内閣府の公表によると、神戸市東灘区では津波発生時の最大津波高が4m、最短到達時間が112分とされ、海事科学研究科では神戸市の指定収容避難所のなかから、最寄りの避難所として4カ所 (神戸薬科大学、甲南女子高校、本山第一小学校、本山第三小学校) を想定しています。

また、避難経路については概ね道路幅8m以上を目安にしていることから、普段から災害に備えるという意識づけのための機会になるよう、避難経路を辿ってもらいました。(以下の [1]~[5])

なお、今回の行事で205名の教職員・学生が参加しましたが、最寄りの指定収容避難所の本山第三小学校までの経過時間は16分でした。

深江キャンパスから津波発生時の指定収容避難所までの経路における状況記録

[1] 最初に、津波からの避難場所及び避難経路について、事務長から参加者に説明 (8:43)
総合学術交流棟南側グランド
[2] 説明終了後、海事科学研究科の正門をスタート (9:56)、養正館・実習学生寮東側沿いの市道を北上し、本山第三小学校 (指定収容避難所) に到達 (10:12 スタート時点から16分経過)
深江キャンパス正門
本山第三小学校
[3] JR東海道線の高架下をくぐった後、幹線道路を横断し、その路幹線道路沿いに西へ (10:15)
JR東海道線の高架南側
JR東海道線の高架北側
[4] 甲南女子大学バス乗り場手前の信号から北東に3分ほど向かうと、本山第一小学校 (指定収容避難所) に到達 (10:20)
甲南女子大学バス乗り場手前の信号
[5] 甲南女子大学バス乗り場手前の信号から500m北上すると、神戸薬科大学 (指定収容避難所) の表示板に到達 (10:23)、さらに北上して保久良神社に到着 (10:41)
神戸薬科大学の表示板周辺
保久良神社

関連リンク

(海事科学研究科)