神戸大学

高円宮妃久子さま、本大学の次世代農工連携拠点をご視察

2013年02月08日

写真右から: 福田秀樹学長、高円宮妃久子さま、
武田廣理事・副学長、下林正実事務局長

優れたバイオベンチャー企業を表彰する「第8回日本バイオベンチャー大賞」 (フジサンケイビジネスアイ主催) 贈賞式が2月7日、高円宮妃久子さまをお迎えして神戸大学で開かれました。

久子さまはこの日正午過ぎに神戸大学にお着きになり、福田秀樹学長らがお出迎えして学長室で記念撮影。この後、自然科学総合研究棟4号館のバイオプロダクション次世代農工連携拠点を視察されました。近藤昭彦・統合バイオリファイナリーセンター長が農学と工学の境界領域の融合によって、バイオマスを原料とする微生物による物質生産を行う研究を進めているセンターについて説明。4階のセンター研究室で近藤教授が有用微生物作りに大勢の研究者が肩を寄せ合うようにして実験している姿を「ごった煮のようですがお互いのアイデアに触発されます」と説明。久子さまが「沖縄 (科学技術大学院大学) でも実験で失敗したときにこそ予想もしなかった発見があると伺いました。それをすくい上げるのは先生の腕ですね」と返すと、近藤教授は「より現場に近い若手の先生が実験結果をいかにキャッチするかにかかっています」と話し、研究談義で盛り上がりました。

久子さまと受賞者

午後3時すぎから百年記念館六甲ホールで開かれた贈賞式には井戸敏三兵庫県知事、矢田立郞神戸市長らも参列。東京大学発ベンチャーで特殊ペプチド医薬品開発に取り組んでいる「ペプチドリーム株式会社」など4社の代表者に賞状が贈られました。

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(広報室)