神戸大学

若手教員の長期海外派遣成果報告会 (第3回) を開催しました

2013年03月22日

3月15日、瀧川記念学術交流会館大会議室にて「神戸大学若手教員長期海外派遣制度」に係る派遣成果報告会を開催しました。本制度は、福田秀樹学長主導のもと、次世代の教育研究を担う人材の育成に資することを目的に、平成21年9月より実施しています。平成24年度末までの採択者数は、延べ57名にのぼります。本報告会は、平成25年1月30日までに帰国した若手教員を対象に、派遣先で得た貴重な研究成果や体験談などを広く発表し、今後の教育研究の更なる深化を図る機会とするとともに、本派遣制度に申請することを検討している若手教員に対し、積極的に参加を呼びかける場とすることを目的に開催されました。

福田学長は開会の挨拶の中で、英国留学中にノーベル賞受賞者が実際に使用した実験器具を目のあたりにして感銘を受けたご自身の経験を例に挙げ、現地で「本物」を身近に感じることが、今後の研究活動に多大な影響を与えることを強調しました。

開会の挨拶に引き続き、帰国した15名の若手教員が、派遣期間中に行った研究内容・成果を中心に、現地の研究者との交流及び派遣先機関の様子等について、様々な資料を交えながら報告を行いました。

本報告会には約50名の教職員や学生が参加し、参加者から各報告者に対し多数の質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。

中村千春副学長・国際交流担当理事による閉会の挨拶では、新たな人的ネットワークを構築するためには積極的に海外へ赴き様々な人と交流する必要があり、そのことは、個々の研究者にとって大きな糧になるだけでなく、本学の国際交流を推進する上においても非常に重要な意味を持つことが指摘されました。

(国際部国際企画課)