神戸大学男女共同参画推進室は12月5日(木)に、第4回目となる「Women in Science and Education」国際シンポジウム開催しました。
本年度は、“Gender, Risk Management and Resiliency”を小テーマとし、国際連合教育科学文化機関 (ユネスコ) 男女共同参画部長のS.コラット氏、シリポーン・ ワッチャルク氏 (タマサート大学准教授)、上山 真知子氏 (山形大学地域教育文化学部教授) をお迎えしてご講演をいただきました。
後半のパネルディスカッションでは室崎益輝 神戸大学名誉教授の司会の下に、ロニー・アレキサンダー 神戸大学教授 (国際協力研究科)、大石哲 神戸大学教授 (工学研究科)、鍬田泰子 神戸大学准教授 (工学研究科)、糟谷佐紀 神戸学院大学准教授 (総合リハビリテーション学部) のパネラーの皆さまが、ジェンダーと減災について、各々、異なる研究分野からの多様な視点を披歴しました。
参加者一同、ジェンダー視点を活かした文理融合減災研究の発展必要性を確認し、盛会裡にシンポジウムを閉じました。
また3回目となる男女共同参画貢献賞は、保健学研究科の男女共同参画推進委員会が表彰され、委員長の松田宣子先生が代表で表彰状を受け取られました。
国際シンポジウム 講演
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ユネスコ男女共同参画部長
S. Gulser Corat 氏「Disaster Risk Reduction - How Does Gender Equality Help?」
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タマサート大学 准教授
Siriporn Wajjwalku 氏「The Crisis Management: Shared Experiences and Lesson Learnd for Natural Disaster Mitigation and Preparedness」
- 国立大学法人山形大学地域教育文化学部 教授
上山 真知子氏「東日本大震災3年目の子どもたちと学校の実情 - 被災地の心理学者として伝えたいこと」
パネルディスカッション
- 司会
- 室崎 益輝 (神戸大学名誉教授)
- パネリスト
- ロニ―・アレキサンダー (神戸大学教授 国際協力研究科)、大石 哲 (神戸大学教授 工学研究科) 、鍬田 泰子 (神戸大学准教授 工学研究科)、糟谷 佐紀 (神戸学院大学准教授 総合リハビリテーション学部)
男女共同参画貢献賞受賞式
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保健学研究科
男女共同参画推進委員会 委員長
松田 宣子 先生保健学研究科の男女共同参画推進委員会は、学内唯一の研究科内の正式委員会であり、神戸大学の男女共同参画にかかわる活動に継続的に取り組んできている。保健学研究科は女子学生、女性教員比率は高いが、教授職の女性比率は低く、子育て支援を必要とする教員は潜在的に多い。そのような事情の下で、研究科独自の課題を明確化し、解決方策を模索している。