1月30日、ベルギーのリエージュ大学からベルナール・ランティエール学長一行が福田秀樹神戸大学長を表敬訪問し、大学間学術交流協定の調印式が行われました。調印式には駐日ベルギー王国大使館のクリストフ・ドゥ・バッソンピエール公使も同席しました。
リエージュ大学は、1817年に設立された国立総合大学であり、現在は4,600人の留学生を含む約21,000人の学生が在籍しています。神戸大学とは、2012年6月にリエージュ大学が参加するベルギー・フランス語圏技術移転機関ネットワークLIEU (LIaison Entreprises-Universités) と神戸大学連携創造本部が連携協定を締結しています。2012年及び2013年にはジャン・マルシャル リエージュ大学国際担当副学長一行が来学し、研究者及び学生交流についても検討されてきました。
大学間学術交流協定締結に先立ち、前日の1月29日には、神戸大学連携創造本部とULg-VERDIR (リエージュ大学植物工場研究プロジェクト) との連携に関する覚書が締結されました。これまでリエージュ大学とは法学、医学、産学連携の分野を中心に研究者交流が行われてきましたが、今回の学術交流協定により経営・経済学分野へも交流が拡大される予定です。また、同日に統合研究拠点を見学されたランティエール学長からは、スーパーコンピューターを使用した研究分野における共同研究の可能性についても今後期待したい旨が伝えられました。