神戸大学

附属中等教育学校「卒業研究優秀者発表会」を開催しました

2014年07月18日

平成26年7月10日(木)に神戸大学統合研究拠点コンベンションホールにおいて、附属中等教育学校「第1回生卒業研究優秀者発表会」を開催しました。

本校は、教育目標である「グローバルキャリア人」の育成に向けて、教育活動の柱の一つとして「Kobeポート・インテリジェンス・プロジェクト (Kobeプロジェクト)」を実施し、教科学習等で培った「見つける力」「調べる力」「まとめる力」「発表する力」を「生きて働く力」へと転化させることを目指しています。

本発表会はKobeプロジェクトの集大成として位置付けており、当日は校内での口頭発表及び論文審査によって選ばれた7名が、藤田誠一理事・副学長、山崎健附属学校部長をはじめとする大学教員出席の下、以下の研究テーマについて1年半に及ぶ個人研究の成果を披露しました。

  1. 「サッカーのハーフタイムにおける疲労回復に対するクールダウンの有効性」
  2. 「日本の高等学校教育の現状と改善案」
  3. 「数理モデルを用いた中間種化石欠損メカニズムの解析」
  4. 「神戸市における春季晴天日の海陸風の統計的解析と細密な気象観測について」
  5. 「ゆるキャラで学校おこし ~愛されるゆるキャラとは~」
  6. 「音楽が人にあたえる幸せ -「雪だるまつくろう」のアレンジ-」
  7. 「小倉百人一首選歌の理由」
生徒発表の様子

各生徒の発表後、Kobeプロジェクトのアドバイザーである大学院人間発達環境学研究科の林創准教授による講評が行われ、発表者一人ひとりに向けて、それぞれの研究の優れた点と今後の研究活動に向けた助言をお話しいただきました。

研究発表会の最後には、大学院国際協力研究科の小川啓一教授による「これから期待されるグローバル人材」と題した講演会が行われました。先生の国際協力に関するご経験や卒業生の活躍の様子をもとに、グローバル人材の具体像についてお話しいただくとともに、グローバル人材のキーワードとして“proactive”を挙げ、「積極的に海外に出向き、直接体験を多く積むことが大切」という激励の言葉をいただき、生徒達は感銘を受けました。

林准教授による講評
小川教授による講演

(附属学校部事務室)