神戸大学

「神戸大学やさしい科学技術セミナー」で親子19組が目を輝かせておもしろ実験に挑戦

2014年07月28日


「世界一臭いモノってなに?〜不思議なモノを体験しよう!〜」とのタイトルで7月26日午後1時から神戸大学理学研究科で「神戸大学やさしい科学技術セミナー」が開かれ、小学校5年生から中学2年生までの19人と保護者が参加しました。公益財団法人国際科学技術財団と神戸大学が主催、近畿化学協会が後援して開催したもので、子どもたちに科学への関心を強めてもらうとともに、神戸大学の教育・研究に理解を深めてもらうのが狙いです。

神戸大学理学研究科化学専攻、松原亮介准教授が講師を務め、化学専攻の院生・学部生ら10人が手伝い。必要なときは実験用のプラスチックめがねを掛けて安全に実験を進めました。理学研究科の教室で簡単な説明や注意をした後で学生実験室に移動。大机5台に子どもたちが4人ずつ陣取りました。

実験は「においの素を見てみよう!そのにおいをかいでみよう!」からスタート。プラスチック容器に入ったバニリン、メチルインドール、らく酸に加えて「世界一くさい臭いの素」エタンチオールをかいで、それぞれ実験書に特徴を記入。エタンチオールについて松原准教授が「これ一滴をプールに落としただけでプールは臭くなります」との説明に、子どもたちは腰を引きながら実験しました。

「有機ようばいってなんだろう」「黒色インクの正体をあばこう」などの実験の後、子どもたちが目を輝かせたのが液体窒素を使っての実験。バナナを凍らせて、釘を板に打ち付けたり、ソフトテニスボールを凍らせて粉々にしたり。酸素の詰まったビニール袋を液体窒素につけて、青色の液体酸素ができると子どもたちは「酸素の色が青色とは思わなかった」と驚いていました。

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(広報室)