神戸大学

秋晴れのもと第9回ホームカミングデイ開催

2014年10月25日

神戸大学の第9回ホームカミングデイが10月25日、秋晴れの神戸大学の全キャンパスで開かれました。今年は神戸大学の源流・神戸高商の初代校長、水島銕也先生の生誕150年にあたり、これを記念して百年記念館1階ホールで特別展「官立神戸高商物語」、六甲台講堂で新野幸次郎元神戸大学長の講演「これからの神戸大学―水島銕也先生から学ぶこと」が開かれ、多くの入場がありました。

記念式典は午前10時半からフリーアナウンサー、朝山くみさん (経済学部卒) が司会して出光佐三記念六甲台講堂で開催。卒業生、教職員に加えて神戸大学に留学経験のある呉美英・神戸大学韓国総同門会代表幹事、ティンエイエイコ・ミャンマー神戸大学同窓会会長、工学研究科OBの繆大福氏、ダワドルジ・ダミデンスレン・モンゴル神戸大学同窓会会長も出席しました。参加申し込みが例年より多く、講堂に入れない参加者は本館102教室に特設したモニターで式典を見守りました。

福田秀樹学長

冒頭、福田秀樹学長は「私は6年間学長として大学運営に邁進してまいりました。後半は大学の改革機能強化のための具体的な施策を立案し、実行可能な成案に仕上げる期間でした。具体的施策ですが、まず新しい大学院研究科として、科学技術イノベーション研究科 (仮称) を設置していきます。文理融合研究を進めるもので、文部科学省からも注目されています。二つ目は、社会科学系のマスターレベルで、英語による世界トップクラスの授業と海外実習を組み込んだ実践型プログラムを実施します。神戸発のグローバルビジネスリーダーを育成するのが目的です。六甲台で来年度からグローバルマスターコースとして開設します。さらに、実践型グローバル人材を育成することを目的に、人文科学系分野に新たな学部を設けることを検討しています。このような改革は神戸大学の足腰を強くし、神戸大学がグローバル社会の中で高い評価を勝ち取ることができると確信しています。また、留学生を増やし、神戸大学からの留学をやりやすくするために2学期制からクォーター制に変更するなどの改革に取り組みます」と挨拶し大きな拍手がわきました。

佐々木謙二氏

この後、日本発条株式会社相談役で横浜商工会議所会頭の佐々木謙二氏 (昭和36年経済学部卒) が「神戸と横浜と私」の演題で記念講演しました。締めくくりは邦楽部の演奏。「涙そうそう」などの演奏に参加者は聞き入りました。

正午過ぎからはアカデミア館1階でティパーティ。応援団総部による元気なアトラクションが人気を集めました。

今年も留学生ホームカミングデイとの合同開催。「卒業生と恩師の対談」「カラオケコンテスト」などの企画に、涙を流したり歓声をあげたりの一日となりました。

(広報室)