12月7日、本学と神戸新聞社の連携シンポジウムの第2弾として「つなぎ いかす 地域の力~篠山からの挑戦~」を、篠山市民センターで開催しました。
午後1時から開かれたシンポジウムは、内田 一徳 神戸大学理事による趣旨説明から始まり、「神戸大学の篠山市での活動を題材に、農村部を中心とした地域振興の具体的な取組に焦点を当て、行政、新聞社、大学、住民といった多角的な視点からその課題と可能性を探っていきたい」と話しました。続いて、酒井 隆明 篠山市長による「篠山の挑戦」と題する講演が行われ、農業や美しい自然、文化に立脚したまちづくりに向けた、篠山市の取り組みについて説明がありました。
その後、布施 未恵子 神戸大学農学研究科特命助教から「篠山の挑戦を支える大学の役割」と題した講演が行われ、篠山市を教育・研究のフィールドとした大学の様々な活動に触れつつ、その活動の地域住民の方への影響について講演しました。
続いて地域住民の方を代表して、北山 透 西紀南まちづくり協議会事務局長、新聞社から、井垣 和子 神戸新聞社丹波総局記者より個別報告が行われたのち、大国 正美 神戸新聞社企画総務局長および奥村 弘 神戸大学地域連携推進室長をコーディネーターに、酒井 隆明 篠山市長、大学側から高田 哲 保健学研究科教授、中塚 雅也 農学研究科准教授、布施 未恵子 農学研究科特命助教が加わり、現在行っている取り組みの課題やその広がりの可能性、また新聞社への期待や役割について意見交換を行いました。
シンポジウムの後には、特産館ささやまにて交流会が開かれ、登壇者や地域振興に興味のある学生、地域住民の方々が集まり、今後の活動の展開について本音を交えながら話し合いました。