神戸大学

神戸大学で登録文化財1万件記念シンポジウムが開催されました

2015年01月27日

1月15日、神戸大学出光佐三記念六甲台講堂で、登録有形文化財建造物が1万件を超えたことを記念したシンポジウムが文化庁主催で開催されました。

この登録制度は、阪神淡路大震災直後の平成8年に創設され、着実に社会に浸透した結果この度1万件に達したものです。シンポジウムは、青柳正規文化庁長官の基調報告から始まり、足立裕司神戸大学名誉教授による記念講演、高橋康夫文化財審議会委員、武内正和文化庁文化財調査官他4名のパネリストによるパネルディスカッションで終了しました。

シンポジウムに先立ち、青柳文化庁長官は登録文化財である六甲台本館の貴賓室において、村田健一同文化財部参事官(建造物担当)、林保太同参事官補佐の文化庁関係者同席のもと福田秀樹学長、足立裕司神戸大名誉教授、吉井一雄理事、松下博行施設部長の大学関係者と文化財建造物等について懇談しました。

その後、青柳文化庁長官は社会科学系図書館を足立名誉教授の案内により視察。館内各所を視察した際「つたえる・つながる~阪神・淡路大震災20年~」と題して開催中の資料展にも立ち寄り、当時の記事や記録等を熱心に見ながら改めて当時の被害や様子について理解を深めました。

神戸大学では六甲台本館、社会科学系図書館、兼松記念館、艱貞堂(武道場)、出光佐三記念六甲台講堂の5件が有形文化財建造物として登録されています。

(総務部総務課)