神戸大学

「EUレクチャー・シリーズ」第4回:ベルギー公使参事官による講演会を開催しました

2015年01月27日

1月19日(月)、「EUレクチャー・シリーズ」第4回として、クリストフ・ド・バソンピエール在日ベルギー公使参事官による講演会 “What does the EU mean to Belguim?” を逐次通訳つきで六甲台第1キャンパス本館にて開催し,神戸大学の学生・教職員ら約90名が出席しました。

講演会は、法学研究科の関根由紀教授による「社会保障法」の授業時間に開催。公使はベルギー国の成り立ちを振り返りつつ、小国ながらヨーロッパにおいてベルギーが政治的、経済的力をもつに至った過程や取組みについてわかりやす講演しました。また、ベルギーは、国際機関が多く集まる国ということから学生の興味を引く内容であったようで、日本が世界的な地位を向上させるためにできることは何かなど、公使に対し学生からも多数質問が寄せられ、活発な議論が交わされました。

講演会終了後には、福田秀樹学長を表敬訪問。井上典之国際担当理事・副学長、萩原泰治日欧連携教育府長、関根由紀法学研究科教授・ブリュッセルオフィス副所長が出席し懇談会を行いました。公使は、質疑応答においてとてもよい質問が2点投げかけられ、活発な議論が展開できたことを印象として述べられ、また萩原日欧連携教育府長からは、本学はベルギーのルーヴェン大学とダブルディグリー・プログラムを実施しており、2012年から学生を受入、本学からも昨年初めて学生を派遣したことが報告されました。

ベルギーは欧州の首都・ブリュッセルを擁する国であり、本学にとっても欧州の拠点としてオフィスを設置している重要な国です。井上理事は、今後現地でより一層の活動を展開する計画であることを公使に伝え、公使からはそのような活動に対する支援の意向が示されました。表敬訪問後には、ベルギーへの留学を希望する学生や教職員も交えた懇談会も開催され、クリストフ・ド・バソンピエール在日ベルギー公使参事官はベルギーへの留学を希望する学生らとも積極的に言葉を交わし、大変和やかな雰囲気の中で会を終了することができました。

(国際企画課、日欧連携教育府)