神戸大学

拡大ビジネスリーダーの会、130人が参加

2015年02月09日

福田秀樹学長

ビジネス界で活躍する神戸大学の卒業生に神戸大学長ら執行部が大学の実情を話して意見交換する「拡大ビジネスリーダーの会」が2月6日(金)夜、東京都千代田区の学士会館で開かれ、企業の役員クラスの方々に中堅・若手も混じり、大学関係者と合わせて130人で賑わいました。

3月末で福田秀樹学長が退任して武田廣理事が次期学長に就任するため、学長プレゼンテーションでは激動の6年間の取り組みをまとめて説明しました。福田学長は「ポートアイランドに統合研究拠点を設け、社会科学系教育研究府を作るなどの文理融合型の先端研究を進めました。また統合研究拠点II期の建設や先端膜工学拠点の設置などで産学連携による先端研究を進めました。さらに国内の大学で初めてブリュッセルに拠点を設け、若手教員を長期にわたって海外派遣する制度を作るなど国際化を推進。科学技術イノベーション研究科(仮称)設置準備を進めるなどしています」とインフラ整備を含めて、大学を一新したことを報告。最後に「4月から新執行部がスタートします。卒業生の皆様、ご支援、ご指導を宜しくお願いします」と話しました。

武田廣理事

次期学長予定者の武田廣理事は「来年度から国立大学の補助金は大幅に変わります。補助金の3割を競争的部分に回して、大学改革の成果次第で減らすこともあるという厳しい内容です。そういったときの学長就任に身が引き締まる思いで、新旧執行部で戦略を練っているところです。卒業生の皆様のご指導、ご鞭撻を宜しくお願いします」とあいさつしました。

神戸大学基金担当の佐伯壽一学長補佐は「懸案だった鶴甲第一キャンパスグラウンドの人工芝生化がパソコン周辺機器メーカーのエレコム社から1億6千万円の寄付をいただくことで実現することになり、1月30日に起工式を行いました。これからは学生諸君への奨学金給付などにもっと力を入れていきますので、皆様の温かいご支援をよろしくお願いします」と話しました。

この後の質疑応答ではロサンゼルスに長期赴任していたOBから「アメリカではビッグデータを学んだ学生が、保険会社やメーカーから引っ張りだこだ。神戸大学でも、この分野を拡充してはどうか」などの提案が相次ぎました。最後に田中初一学友会会長が「卒業生の皆様からのこのような情報が大学にはとてもありがたい。今後ともご協力を」と呼びかけました。

この後の懇親会では新旧執行部への励ましや、ねぎらいのエールが相次ぎました。

(広報室)