神戸大学

感慨深く 平成26年度学位記授与式 (卒業式)

2015年03月25日

神戸大学は3月25日、平成26年度の学位記授与式 (卒業式、修了式) を、神戸ポートアイランドホール (ワールド記念ホール) で行いました。学部卒業生2,715人に学士、大学院博士前期課程修了生1,202人と法学研究科の専門職学位課程修了生73人合わせて1,275人に修士の学位が授与されました。

学位授与式は午前10時半にスタート。福田学長が約1時間かけて各学部、各大学院研究科代表1人ずつに学位記を手渡しました。式辞で、福田秀樹学長は連携や融合の考え方を重視し、文系と理系が協働する「文理融合」という概念を打ち出して「研究大学強化促進事業」に採択されたことを挙げ、「組織や国家間の枠組みを越えた連携を図り、ダイナミックな活動を実行してください」と話しました。また、神戸大学での21年間を振り返り、記憶に残る当時の研究室の学生2人を紹介し、「指導のとおりに実験しない学生、金髪の学生がそれぞれ卒業及び修士論文指導を通じて素晴らしい成果を上げました。彼らは私を目覚めさてくれた恩人で、レジェンド学生です。皆さんも、これから自分自身の生き方や考え方に影響を与えてくれる人との出会いがあるでしょう。挑戦の心構えと同時に『山に登るのならあえて難しいコースを選べ』という言葉を心に刻んで巣立ってください」とエールを送りました。

これに対し、卒業生を代表して国際文化学部の永瀬典子さんが「卒業はゴールであると同時に新しい道へと続くスタートでもあります。神戸大学生として活躍するという使命を胸に刻み、精進します」と答辞。修了生を代表して海事科学研究科の有本聖吾さんは「強い情熱を原動力として社会の発展に貢献していくことが私たちを導いて下さった方々への恩返しだと考えています。自分という船の船長として高い志をもって大海原を縦横無尽に駆け巡り、何事にも果敢に挑戦していく覚悟です」と力を込めました。

最後に神戸大学混声合唱団アポロン、エルデが神戸大学交響楽団の演奏で学歌を合唱し、応援団総部が力強いエールで先輩たちを送り出しました。

(広報室)