11月21日に、第二回統合報告書発行報告会として、シンポジウム「シンダイシンポ2020」を開催しました。今年は昨今の情勢を鑑みオンライン開催となりましたが、ZOOM・YouTubeから多くの方 (約240名) にご参加いただきました。
第一部では、学長講演並びに神戸大学の統合報告を、第二部では、ステークホルダーとのダイアログ (対話) として、各界で活躍されているお二方のご講演及び学長とのパネルディスカッションを実施しました。
動画
- 開会/國部克彦 (神戸大学副学長) 0:00:00
- ① 神戸大 からのビジョン発信「コロナ禍における大学」/武田廣 (神戸大学長) 0:02:41
- ② 神戸大 の統合報告/ビジョン発信プロジェクトメンバー 0:35:56
- ③ 「外部から見た価値創造と発信のイノベーション」/上野祐子氏 0:57:11
- ④ 「デジタルトランスフォーメーションによるイノベーション」/高岡浩三氏 1:16:06
- ⑤ パネルディスカッション/パネリスト:高岡浩三氏、上野祐子氏、武田廣/ファシリテーター:國部克彦 1:33:54
- 閉会/品田裕 (神戸大学理事) 2:31:54
<概要>【第一部】
武田学長より「コロナ禍における大学」と題した講演を行い、コロナ禍における社会の現状とその中での神戸大学の役割・あり方についてお伝えしました。また、ビジョン発信プロジェクトメンバーより「神戸大 の統合報告」と題し、統合報告書2020の概要、神戸大学の財務戦略及びシンダイシンポ2020の開催主旨等について説明を行いました。
<概要> 【第二部】
「神戸大 と価値創造 コロナ禍での挑戦」というテーマの下、高岡浩三氏 (ケイアンドカンパニー株式会社代表取締役社長・ネスレ日本株式会社元代表取締役社長兼CEO) 及び上野祐子氏 (株式会社上野流通戦略研究所代表取締役・神戸大学非常勤理事・不二製油グループ本社株式会社社外取締役) よりご講演いただきました。冒頭に、上野氏より「外部から見た価値創造と発信のイノベーション」と題し、コロナ禍や進むデジタル化社会における企業と大学の新たな価値創造についてご講演いただき、神戸大学統合報告書の内容を含め、今後神戸大学が価値創造を行っていく上での課題等についてご意見をいただきました。さらに、高岡氏より「デジタルトランスフォーメーションによるイノベーション」と題し、新しい現実が、新たな問題の発見や問題解決につながりイノベーションが生み出されていく重要性等について、ご講演いただきました。
また、パネリスト (高岡氏、上野氏) と学長とのパネルディスカッションでは、國部副学長がファシリテーターを務め、統合報告書をツールとしたビジョン発信の後のフィードバックの重要性や、イノベーションのコツ等、多様な視点から課題解決へむけた具体的な意見交換を行いました。また、リアルタイムにオンライン参加者からいただいた質問に対しても議論を行い、これからの教育・研究や大学におけるイノベーションについて、幅広く中身の濃い内容となりました。
対談での主な論点
- パネリストの講演を受けて
-
- ニューリアリティにおける、大学の在り方 (オンライン授業や人材輩出について)
- ビジョン達成の時間軸の取り方
- オンライン参加者からの質問を受けて
-
- デジタル化できないアナログな教育研究の価値
- アフターコロナにおける教育研究のグローバル化
- デジタルトランスフォーメーションのイノベーション下での人材育成
- 大学の統合報告書の役割活用方法、評価の仕組み作り
- 技術的な問題解決において、技術ではなく根本的な解決方法を見つけることの重要性
神戸大学ビジョン発信プロジェクト
ブランディング戦略の強化、外部資金獲得のための戦略的情報発信及び教職員の協働意識や求心力の向上を含む学内における機能強化実行の後押しを目的として、2019年1月に部署横断型・職種横断型の「神戸大学ビジョン発信プロジェクト」が発足しました。
本学の歴史、神戸大学ビジョンに基づく戦略や活動実績をストーリー仕立てでご紹介する報告書の作成及びステークホルダーへ向けた説明会の開催を行っています。
関連リンク
- 統合報告書2020 (※プロジェクトの活動の様子を載せた広報誌も掲載しています。)