地域連携推進室は、1月29日、令和2年度神戸大学地域連携活動発表会「コロナ禍における地域連携~次の一歩を考える~」をオンライン開催しました。
本学では、2003年に地域連携推進室および人文学研究科・保健学研究科・農学研究科地域連携センターが設置され、 その後、各地域連携センターを中心に、地域と連携しながら、共にその課題に取組み、学生の教育を行ってきました。
これまでの地域連携活動は、地域住民の方々との直接的なふれあいの中で展開してまいりましたが、本年度は、新型コロナウィルスによる感染症の拡大を防止する観点から、現地での活動が制限されました。一方、そのような制限の中でも様々な工夫を重ね活動を継続している団体もあります。そこで、今回は地域連携推進室の地域連携活動や、学内から公募した教職員及び学生諸君の地域における様々な取組事業について、神戸大学の地域連携の現状と課題を紹介するとともに、県内の芸術文化活動に関するアンケート調査等の事例発表もお願いし、ポストコロナの地域社会と大学とが安心して連携できるための方策について、意見を交わしました。
発表事業
第一部の学内公募事業報告では、地域連携推進室からの支援を受けた公募事業のうち、教員2件、学生2件のプレゼンテーションがあり、これら以外の事業についても、オンライン上でポスターを閲覧できるよう工夫をしながら報告が行われました。
- 兵庫県内の医療過疎地域の高校生を対象とした医療系人材育成促進事業
医学研究科 石田 達郎 特命教授 - 鶴甲団地・有野台団地 再生・活用プロジェクト
工学研究科 栗山 尚子 准教授 - フルート!フルート!フルート!~たたいてみよう 音楽のトビラ~
神戸大アートマネジメント研究会 橋本 彩音 (国際人間科学部) - ハーブソルト「神大ふるふる」の販促活動を通じた山之内地区の情報発信
神戸大学 道場「未来社会研究会」ステーキハーブパウダーチーム 小六 祐輝 (経営学部)
事例発表
第二部では、「コロナ禍における地域連携~次の一歩を考える~」というテーマに沿って、松下正和特命准教授による地域連携推進室の活動報告に続いて、2件の事例発表がありました。
- 新型コロナウイルスの影響下における兵庫県内の芸術文化活動に関するアンケート調査
国際文化学研究科 藤野 一夫 教授 - 地域密着型サークル にしき恋
田中 瞳華 (経営学部)
会の最後には全ての発表者、参加者が今後の地域連携の在り方についてオンライン上で意見交換を行い、次の一歩を考えるきっかけとなりました。地域連携推進室では、引き続き本学の教職員、学生諸君による地域における様々な活動を支援してまいります。