公開講座 文化としての宗教 ―現代における聖なるものの可能性―

講座の開設主旨・目的等

今日、「宗教」という言葉を持ちだすと、警戒し避けて通ろうとする人も多いかもしれません。 宗教が地域紛争やテロリズムの原因として挙げられたり、極端なカルト集団の活動が報道されたりするからです。 しかし、それだけでは宗教を何か閉じられたものとして見てしまうことにならないでしょうか。 宗教はもともと風土や地域文化に根ざし、人々の生活を深いところで支えていたもののはずです。  

19世紀アメリカの小説家ハーマン・メルヴィルの作品の中に、「小説は宗教と同じく、別世界を提示すべきである。 しかしそれはわれわれが絆を感じる世界でなければならない」という一節があります。その言葉を少しずらして解釈すれば、 宗教について考えることは、日常から離れた別世界への想像力をひろげながら、 逆に私たちの「いま・ここ」を問い直すことになるのではないでしょうか。

そこで、この講座では、宗教を信仰の行為や教義そのものというよりも、生活や思考のパターン、 あるいは社会モデルを提示して、人々のつながりをもたらす文化現象として捉え、現代の世界において 「聖なるもの」がどのような役割を果たしうるかを考えたいと思います。 いま、宗教を文化学的な視点から検討し直すことが、 ひいては、紛争の解決や異なる民族の連帯に寄与する可能性につながることを期待しつつ。

講義日程・題目及び講師

講義日 時間 講義題目 講師
1 10月16日 (土) 13:20~14:50 未定 野谷啓二 教授
2 15:10 ~ 16:40 未定 三浦伸夫 教授
3 10月23日 (土) 13:20 ~ 14:50 未定 梅屋 潔 准教授
4 15:10 ~ 16:40 未定 村田竜道 教授
連絡先
【定員に達したため、募集を締め切りました】
〒657-8501
神戸市灘区鶴甲1-2-1
神戸大学大学院国際文化学研究科総務係
Tel: 078-803-7515
Fax: 078-803-7509