公開講座 激動する国際社会においてのリスク・マネジメント

講座の開設主旨・目的等

阪神淡路大震災の時もそうであったが、昨年3月に起きた東日本大震災および福島第一原子力発電所の事故によって、自然災害およびそれに伴う人災が時には我々が通常想定する規模・程度をはるかに越えるものになることを、我々はあらためて知らされた。特に福島第一原子力発電所の事故が示しているように、人間社会が作り出した巨大科学技術は、その事故被害の補償や現状復帰さえも困難なほどの大きいリスクを有しており、そうした科学技術に大きく依存している後期近代社会はリスク社会という性格を強めている。加えて、国境を越える放射能汚染や地球温暖化問題などの地球環境問題、金融工学に依存しながらの金融自由化の一帰結として生じたグローバル金融危機などに見られるように、リスクのグローバル化という趨勢も、現代社会の彼方此方に看取できるようになっている。リスク・グローバル社会という構図が前景化する中で、私たち生活者は自らの生活を守るためのセイフティ・ネットの立て直し、事前のみならず事後的なリスク・マネジメント対応に迫られている。この公開講座では、各講師が、法学、経済学、政治学、社会学など、それぞれの専門のディシプリンから、リスク・グローバル社会の中でのリスク・マネジメントのあり方などを中心に講演を行い、そのことを通じて、その知見の共有化を進めていく。

講義日程・題目及び講師

講義日 時間 講義題目 講師
7月7日 (土) 13:40~15:10 金融危機に関するリスク 駿河 輝和 教授
2 15:20~16:50 人的資源開発とリスク・マネジメント 小川 啓一 教授
3 7月14日 (土) 13:30~15:00 アジアにおける災害と紛争解決 金子 由芳 教授
4 15:10~16:40 被災地活動から考えるリスク・マネージメント~「ポーポキ友情物語」を事例に ロニー・アレキサンダー教授
5 7月21日 (土) 13:30~15:00 インドにおける貧困と健康問題 山崎 幸治 教授
6 15:10~16:40 移行経済国の労働問題と労働法 斉藤 善久 准教授
連絡先
神戸大学 大学院国際協力研究科 総務係
電話 078-803-7265/FAX 078-803-7295
E-mail gsics-soumu@office.kobe-u. ac.jp

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