教育改革

平成29年度からの教育改革

神戸大学では、国際人間科学部を設置し、深い人間理解と他者への共感をもって地球的規模の課題に向き合い、世界の人々が多様な境界線を越えて共存できる「グローバル共生社会」の実現に貢献する「協働型グローバル人材」を養成します。
 また、英語教育体系の「見える化」を図り、「神戸大学英語外部試験」をプレイスメントテストとして位置付け、入学直後の受験を義務づけます。さらに、英語外部試験に基づく単位授与制度や英語特別クラスを設けます。
 そのほか、これまで一部の学部で実施してきた「神戸大学ESDコース」を全学展開し、本学におけるアクティブ・ラーニングを一層推進します。

※ESD(Education for Sustainable Development:持続可能な開発のための教育)


【1】国際人間科学部の設置

現代の世界には、環境、災害、民族、宗教、経済格差、人権、教育、社会福祉等に関わり、現代社会が地球規模での協働を通して取り組まなければならない課題(グローバルイシュー)が数多く存在しています。
 国際人間科学部では、様々な専門分野からこのグローバルイシューの構造を明らかにし、多様な境界線を越えて人々と自在にコミュニケーションをとり、課題の共有と解決に向けてリーダーシップを発揮できる「協働型グローバル人材」を社会に輩出することを目指し、学生全員が参加する、海外研修とフィールド学修を組み込んだグローバル・スタディーズ・プログラム(Global Studies Program:GSP)を実施します。 
 詳細は、国際人間科学部のHPをご覧ください。


【2】英語教育

神戸大学の英語教育の目標は、異文化理解力を培うことはもとより、アカデミック・イングリッシュ・スキルを高めることにより、共通言語としての英語によるコミュニケーション能力を修得することにあります。そこで、学生が将来の目標に応じて英語学修の計画を立てることができるよう、英語教育の体系を「見える化」しました。
●第1階層:国際教養教育院による英語教育カリキュラムで、アカデミック・イングリッシュの基礎を学びます。
●第2階層:アドバンスト・コース科目や高度教養科目(外国語セミナー)、各学部開講の専門分野の基礎英語により、グローバルな視点で学修できる基礎をつくります。
●第3階層:英語による専門科目により、将来の学術研究につながる英語、グローバル社会で使える実践英語を学びます。

神戸大学の英語教育


1.英語外部試験に基づく単位授与制度

(1)趣旨
    大学が指定する英語外部試験において高得点を取得した学生に、希望により英語ベーシック・コースの単位を授与します。
  併せてより高度な英語の授業(アドバンスト・コース科目、各学部の専門科目)の履修を可能とする制度を整えることで、
  当該学生の英語能力をさらに向上させることを目指しています。

(2)単位授与の対象となる試験と授業科目
   申請の対象となる試験は、TOEFL-ITP、TOEFL-iBT、TOEIC L&R(-IP)、IELTS、英検です。
  単位授与される授業科目は、学部学科ごとに異なります。


2. 英語特別クラス(Accelerated Course in English,ACE)

(1)趣旨
   「経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援事業」により実施してきた人社系学部のグローバル英語コース
  (GEC コース)及び理系学部の特別編成クラスの趣旨を継承・発展させ、英語学修に積極的関心を持ち、
  「神戸大学英語外部試験」において成績上位の学生を対象に、1年次後期から2年次前期の必修科目の中に
  英語特別クラスを設けることで、より高度な英語運用能力の向上を目指します。

(2)選抜方法・受講人数
   原則として「神戸大学英語外部試験」の成績上位の学生を各学部が選抜し、少人数のクラスを編成します。

(3)担当教員
   主としてネイティブの教員が担当します。

  『1.英語外部試験に基づく単位授与制度』及び『2.英語特別クラス(Accelerated Course in English,ACE)』の詳細は、
  国際コミュニケーションセンターHPをご覧ください。

【3】神戸大学ESDコース

平成20年度から一部の学部で設置していた「神戸大学ESDコース」を、平成29年度からは全学展開し、全ての学部の学生が、各学部の主専攻に加えて選択できるコースに拡大します。本コースは、環境、貧困、平和、人権、福祉、健康問題などの幅広い観点を組み込んだ「持続可能な開発のための教育(ESD)」を、アクション・リサーチの手法によって全体的に理解するとともに、その推進者としての力量を形成するための学修コースです。
 基礎科目4単位、関連科目6単位、フィールド演習科目4単位の合計14単位取得することによりESDプラクティショナーとして、認定証が授与されます。
 詳細は、 神戸大学ESDコースのHPをご覧ください。

平成28年度からの教育改革

1.クォーター制の導入

(1)クォーター制とは
 前期・後期の授業期間をそれぞれ半分に分け、各8週で授業を行う制度です。神戸大学では、平成28年度から全学生(一部除く)を対象にこの制度を導入します。
【平成28年度からの学期区分イメージ】

学期区分

(2)クォーター制導入の目的
・留学等の学外活動への参加促進
   第一の目的は、留学や海外インターンシップ、ボランティア等の学外活動に参加しやすくすることです。1つのクォーターを「ギャップターム」として利用して、「神戸グローバルチャレンジプログラム」などの学外活動に、在学したまま参加した上、4年間で卒業することも可能になります。また、海外からの学生の受け入れを促進しキャンパスの更なる国際化をはかります。
・短期集中型授業による学修
   第二の目的は、週1回8週の授業、又は週2回8週の授業により短期集中的に学修しやすくすることです。短期間に授業を実施しクォーターごとに試験を行い、その都度学修成果を確認することによって、集中的に学修することができます。

(3)クォーター制導入に係るQ&A
 ①1コマあたりの授業時間はどのようになりますか?
 従来どおり、90分間です。
 ②授業料の納付方法は変わりますか?
 従来どおり、学期ごとに年額の2分の1に相当する額をそれぞれの納付期間中に納付いただくことになります。
 ③クォーターごとに卒業することもできるのですか?
 従来どおり、前期・後期の学期末です。

2.新しい教養教育と神戸スタンダード

神戸大学では、全ての学生を、自ら地球的課題を発見し、その解決にリーダーシップを発揮できる人材へと育成することを学士課程の課題として、教育改革を行っています。
  その一環として、まず、全学部学生を対象とする教養教育において、神戸大学の学生が卒業時に身につけるべき共通の能力を「神戸スタンダード」として定めました。
  「神戸スタンダード」では、「複眼的に思考する能力」「多様性と地球的課題を理解する能力」「協働して実践する能力」の修得を教養教育の学修目標としています。

   この「神戸スタンダード」を全学部生が身につけるため、従来、主として1・2年生が学修していた教養科目を見直し、「基礎教養科目」及び「総合教養科目」を設けます。また、1・2年生だけでなく専門分野を学んだ高学年も対象とする新たな科目として、「高度教養科目」を設け、4年間を通じて学ぶ教養教育のカリキュラムを提供します。

          教養教育


【4年間を通じた教養教育】

           4年間を通じた教養教育

3.初年次セミナー

新入生を対象とする導入教育として、全学部生を対象とした「初年次セミナー」を新たに開講します。初年次セミナーでは、新入生が教員や他の学生との対話を通じ、各学問分野において大学生として必要となる自律的な学びの姿勢を育むことを目的としています。

お問い合わせ先

学務部教育推進課

共通教育グループ(教育改革担当)

078-803-7641

stdnt-kaikaku●office.kobe-u.ac.jp

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